心を動かす独自性を
商いカフェで交流

全国商工新聞 第3341号2018年12月17日付

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仲間の商売から学ぶ上京民商の商いカフェ

 京都・上京民主商工会(民商)は11月8日、会員の店「茶房五百番」で「商いカフェ」を行い、11人が参加しました。成逸支部会員で、フットサル場を経営するKさんが発言。オリジナリティーを大切に商売を展開してきた経緯を語りました。
 高校卒業後、立体駐車場の設置や運営をする会社に勤務した際に知り合った地主さんとの縁で、フットサル場の経営を始めました。
 客が少ない午前中、フットサル場を活用して子育中の妻とママ友のグループが「赤ちゃんサークル」を結成。「保育園がほしい」という声が出たことをきっかけに、Kさんは保育園を開園し、「親の集まる場所が必要」と、保育園の近くで喫茶店もオープンするなど、積極的に商売を広げてきたことを話すと、参加者からは驚きの声が上がりました。
 Kさんは、「最近の若者は、キャンペーン割引で来てもリピーターになる確率は低い。販売でもサービスでもオリジナリティーがないと消費者の心を動かせない」と強調。「これからの社会では、たまり場、しゃべり場の提供が大事ではないかと思っている」とまとめました。
 参加者からは「確かに付加価値としてのサービスが求められている」「たまり場といえば民商の班や支部もそう。社会貢献になっているのでは」などの感想が出されました。

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