全国商工新聞 第3337号11月19日付
北海道・旭川民商は10月26日、「町を元気にしよう」と夜の街オリエンテーリングを初めて開催。会内外から58人、民商会員の12店舗が参加しました。2時間で3店舗のはしご酒を楽しみながら、街の魅力を再発見しました。
午後6時30分、集合場所「みんなのカフェ」に次々と参加者が。実行委員長の山口三津枝副会長=美容=が「夜オリは、地図を片手に店を探索する面白さがあります。はしご酒を楽しんで」とあいさつし、参加者はクラッカーの音を合図に、一斉に目的の店舗に向かって出発しました。
参加店舗では、手作りのおでんや焼き魚、オードブルなど、愛情あふれる料理とお酒でおもてなし。「初めての店が多かったけど、料理もおいしくて良かった」「昔行ったことがある店に再訪してママさんとも久しぶりに話ができ、とても懐かしかった」など再会と新発見を喜びました。
3店舗回った後は、3人に1人以上の確率で、2000円飲食券17本、日本酒大吟醸などの景品が当たるお楽しみ抽選会を実施。笑顔と歓声で盛り上がり、さっそく当たった飲食券を持って、お気に入りの店に足を運んだ参加者もいました。
参加店舗のママさんたちも、お客さんとの出会いに大喜び。「小料理きおん」のママは「大成功でしたね。数年ぶりに会ったお客さんもいましたし、すぐリピーターになってくれた人もいました」。開業して半年の「スナックNao」は、「新たなお客さんと出会うことができ、抽選会終了後にも7人来てくれて大盛況」と笑顔。「どんな人が来るかなと少し不安だったけれど、良いお客さんばかりだった」と「ピノキオ」のママも喜んでいました。
読者拡大にもつながりました。高橋勉副会長=塗装=は、訪れた店舗で知り合いに偶然遭遇し、商工新聞を拡大。次の店舗では、「12月に新しい商売を開業する」という元会員に再開し、再入会の約束を交わしました。
今回夜オリを行った銀座通り周辺は、80年代までは昼は市場、夜は飲食街としてにぎわっていた地域ですが、近隣の大型店進出により、徐々に店舗数が減少。活性化を目的に夜オリの挑戦を決め、大成支部の役員にも呼び掛けると「申告だけでなく、景気を良くする楽しいイベントも必要」「30分おきに5人程度のお客さんなら、無理なく通常営業できる」と乗り気で、一気に準備が進みました。