自治体
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京都 民主府政実現へ 春を呼ぶ中小業者の集い
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衣笠知事の実現をと決意し合った決起集会。右から2人目が全商連の国分会長。その左が衣笠さん |
「よっしゃ頑張ろう、やったら勝てる」。府知事選挙(9日投票)がたたかわれている京都では、京都府商工団体連合会(京商連)が3月17日、「衣笠洋子さんといっしょに 春を呼ぶ中小業者のつどい」を開き、府内24すべての民主商工会(民商)から600人を超える会員・家族が参加。京商連も参加する「府民本位の新しい民主府政をつくる会」(略称「民主府政の会」)の衣笠洋子さんを必ず勝利させようと決意を固め合いました。全国商工団体連合会(全商連)の国分稔会長が激励にかけつけました。
京都府政はかつて「地方自治体の灯台」と言われ、地域経済を支える中小業者を守り育てる役割を担ってきました。ところが、今では中小業者・府民に冷たい府政が横行し、特に現職の山田啓二府知事が制度融資を大きく後退させ、府の窓口を廃止して金融機関にすべて丸投げしたことに対して、怒りが広がっています。
つどいでは京商連の伊藤邦雄会長が「業者ビラで訪問したところ、『ホントに府の融資窓口がなくなったの?』『私も1月に申し込んだが断られた。相談に乗ってほしい』と行く先々で対話になっている。金融は業者の命綱。衣笠知事の実現で京都府に融資窓口を復活させ、中小業者に温かい府政に転換しよう」と呼びかけました。
パフォーマンスでは伏見民商がズンドコ節の替え歌で『中小業者ズンドコ節』を披露。「♪4月9日桜咲く 4月9日ようこ咲く 府民を無視した知事は散る つらいさだめの今の知事♪」と歌い、拍手かっさい。70人が壇上に上がった婦人部協議会は衣笠さんのテーマソング「たんぽぽ」を合唱。歌にあわせて青年部協議会の先導で衣笠洋子さんが登場すると、会場から大きな拍手がわき起こりました。
衣笠さんを前に業者青年や業者婦人、高齢者の代表が「これを聞いてほしい」と要求を訴え、業者青年は「今年初めて確定申告して税金の高いことにびっくり。300万円の所得で所得税は20万円を超える。住民税・社会保険の負担の上に消費税負担なんて無理。今まで政治に関心なかったけどこれはおかしいと思い始めた。まじめに働く業者青年に期待のもてる政治」を求めました。
3人の声に耳を傾けた衣笠洋子さんは、「私も西陣の職人さんといっしょに保育所をつくる運動にとりくんできた。共同保育所での経験が今の私の原点。暮らしを守り、命を守る、憲法を守る。そのために4月9日、あの岩国のようにこの京都から政治を変えていこう」と力強く訴え、大きな拍手と歓声が響き渡り、参加者はミニプラカードを振ってこたえました。
衣笠さんの訴えにかつてない期待が 今回の京都府知事選挙は「民主府政の会」の衣笠洋子さんと現職の山田啓二氏の事実上の一騎打ち。山田府政のこの4年間は「小泉改革」に同調し、府民の願いに背を向けながら環境破壊の大型公共事業に税金を注ぎ込み、府民に犠牲と負担を押しつけてきました。
これに対して衣笠洋子さんは、3万人を超える府民から寄せられたアンケートの要望にもとづいて憲法、いのち、暮らしに心通う府政をつくるための七つの分野の改革を提案。中小業者分野では「地域経済振興条例」や「大型店出店を総合的に調整するまちづくり」を作成し、公共投資を福祉や教育、環境などに力点を置き、地域経済を振興させることを提案しています。
衣笠さんの訴えは幅広い人びとに支持が広がり、井上ひさし(作家)、岡部伊都子(随筆家)、茂山千之丞(狂言役者)木村康子(日本母親大会実行委員長)、鶴見俊輔(哲学者)、宮城泰年(本山修験宗宗務総長)、米倉斉加年(俳優)の7氏がアピールを発表。全国に賛同を呼びかけ、大橋巨泉さん(放送タレント)、澤地久枝さん(作家)、山田洋次さん(映画監督)など賛同者は300人を超え、これまでにない熱い期待が寄せられています。 |
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