民商でパソコン記帳|全国商工新聞

全国商工新聞

高知・須崎民商 Mさん=建築板金

 「パソコン記帳ができるようになりたい」―。高知・須崎民主商工会(民商)は毎月、記帳教室を開催し、個人・法人を問わず、学び合っています。
 婦人部員のMさん=建築板金=も、その一人。夫、Yさんが代表を務める「㈲M板金」で経理を担当しています。先代が23年前に法人化し、Yさんが15年前に事業を継ぎました。「私は3年前に義母から経理業務をバトンタッチしました」。経理を引き継ぐに当たって相談したのが、義父の代から会員だった民商でした。
 民商は、須崎市と四万十町の2カ所で、毎月1回の記帳教室を定例化。消費税のインボイス(適格請求書)制度や定額減税など、時々の税務学習とセットで開催しています。「月1回が私のリズムに合っています。1カ月分の領収書をまとめて、記帳会で打ち込み、分からないことも、その場で聞ける。この3年間で、打ち込むスピードも早くなり、『私にもできる』と自信につながっています」
 記帳教室に参加する人の多くが、経理を担当する会員の妻で、夫婦連れだって「記帳を学びたい」と参加する姿も。毎月顔を合わせる中で、「おしゃべりにも花が咲き、話し合える人がいることが魅力だと思います」とMさん。
 今後は「先の見通せない時代なので、自社の経営状況を、記帳からつかめるようになりたい。これからも記帳教室に参加して、学んでいきたい」と話します。
 民商は、「集会やデモに参加して『重税反対』の声を上げよう」と3・13重税反対全国統一行動への参加を、全会員に呼び掛けています。

購読お申込みはこちらから購読お申込みはこちらから