国保税を上げるな 掛川市に署名2586人分提出 静岡・小笠掛川民商など|全国商工新聞

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 「国民健康保険(国保)料・税の静岡県内の統一化で、今でさえ高い掛川市の国保税を、これ以上、おがさ引き上げないでほしい」―。静岡・小笠掛川民主商工会(民商)も加わる「住みよい掛川をつくる市民連絡会」は先ごろ、掛川市議会へ「国民健康保険税の見直しを求める請願」署名2586人分を提出しました。民商の栗田博司副会長=建築=ら6団体の17人が参加し、掛川市役所で、松本均市議会議長に要請書を手渡しました。

請願書を手渡す「住みよい掛川をつくる市民連絡会」の代表ら

 同連絡会の水谷陽一代表は「市民は、今でさえ国保税の支払いが大変。これ以上、引き上げないよう見直してほしい」と要請しました。
 民商共済会理事長も務め、自身の所属する掛川東支部の会員数の3倍に上る署名を集めた栗田さんは「会員には従業員5人以下の業者が多く、国保加入者が多数いる。保険料の県内統一化で、国保税が県内で一番高い御前崎市と同当にされた場合、掛川市では、5年間で22%も値上げされる。それでは、事業も、暮らしも立ち行かない」と指摘。署名を集める中で寄せられた「国保税が高くて、支払いが本当に大変。病院にかかるのを考えてしまう」などの切実な声を届けました。
 松本議長は「みなさんの要望はよく分かった」と署名を快く受け取ってくれました。
 請願書提出と併せて、市企画政策課に対し、久保田崇・掛川市長に宛てた「住みよい掛川をつくるための要望書」を手渡し、意見交換を行いました。

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