「民商に入っていて良かった」
「社会保険料の延滞金の9割、約10万円が免除になり、助かった」―。長崎・東彼民主商工会(民商)の上田隆さん(仮名)=金属加工=はこのほど、社会保険料の延滞金の免除を勝ち取りました。「民商に入っていて良かった」と喜んでいます。
上田さんは、コロナ禍の影響もあり、2020年分の従業員の社会保険料を毎月支払うことができず、最も多い時で滞納額が200万円を超えていました。
「納付の猶予」と「換価の猶予」を活用して分納しようと、民商で申請書の記入の仕方などのアドバイスを受け、この間、計画通りに分納していました。あと残り1回、13万円で完納するまでになり、誠実な履行が評価され、このほど厚生労働省年金局から「延滞金免除決定通知書」が送付されました。
延滞金10万7700円のうち、9万9400円(92%)が免除され、延滞金は8300円となりました。
上田さんは「社会保険料の延滞金が約10万円も免除になって助かった。毎年、民商を通じて、消費税も換価の猶予の申請書を提出している。民商に入っていない事業者は、猶予の手続きも知らないことが多い。民商に入っていて良かったと、つくづく思う」と語っています。