消費税の還付申告で税務調査に 帳簿書類示し納得の是認|全国商工新聞

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「仲間の支えに感謝」 立ち会いなど支部が支援

納税者の権利を守れと税務署に申し入れる東山山科3・13実行委員会の仲間たち

 京都・山科民主商工会(民商)の岡田純一さん(仮名)=機械設備=は先ごろ、東山税務署から是認通知(税務調査の結果、当初の申告が問題なく、経理処理が正しいことを当該税務署長が証明する文書)を受けました。

 昨年12月から始まった税務調査では当初、調査理由について、税務職員は「消費税の還付が発生しているところには調査に行くようにしている。問題がなければ還付します」と回答。岡田さんは「手続きにのっとって書類を提出しています。これまで10期以上も法人の申告を行い、その都度、消費税の納付も行ってきたが、問題があるとは言われてこなかった。なぜ、還付が発生したからと税務調査になるのか? 還付金は今後の資金繰りにと予定しています。すぐに還付してもらいたい」と税務調査のたびに何度も説明し、帳簿書類を提示。税務署を訪ね、総務課長に「すぐに還付金を払ってもらうよう」に要望しました。記帳についてのアドバイスや調査の立ち会いなど、経理センターと民商・小野支部の仲間の支えで頑張ってきました。その後、還付金も無事支払われ、2月末付で是認通知が送られてきました。
 岡田さんは「仲間の支えで、税務職員には、帳簿書類をしっかり説明できました」と語りました。

東山税務署から送られてきた是認通知(一部加工)

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