「消費税インボイス(適格請求書)制度の導入で実務が激増した」「物価は上がるのに収入は増えない。なぜ消費税を減税しないのか」―。全国商工団体連合会(全商連)も加わる消費税廃止各界連は6月24日、東京・JR新宿駅南口で定例の署名宣伝を行い、6団体から21人が参加。消費税減税、インボイス廃止署名3人分を集め、シール投票では、消費税減税に「賛成」が12人でした。
人材派遣会社を経営する中庭慎介さんは「インボイス導入で経理の実務量が激増した。物価が下がらず、何を買うにも高くてうんざりする。早く消費税を下げてほしい」と署名に応じました。
芸能関係の仕事をしている東京都在住の男性も「物価が上がりっぱなしなのに、収入は増えなくて、本当に困っている。以前は1万円あれば、1週間は暮らせたのに、今はせいぜい3日。なぜ消費税を減税しないのか」と憤りながら、消費税減税「賛成」、インボイス廃止「賛成」にシールを貼りました。
全商連の岩瀬晃司副会長=保険代理=は「インボイス導入によって、税収が約1兆円増えるといわれるが、輸出大企業への消費税の還付金は約6兆円に上る。そうした優遇税制の恩恵を受けているのが、自民党へ多額の献金を行ってきた大企業だ」と指摘。「こんなカネでゆがめられた政治を改めるため、署名にご協力を」と訴えました。