「仕事に専念できる」
長崎・東彼民主商工会(民商)のOさんは3月30日、政策公庫の特別貸付で100万円の融資を実現しました。
息子や娘たちと飲食店を始めて4年目。昨年10月の消費税増税後、売り上げが減り、追い打ちをかけるように新型コロナウイルスの影響を受けました。今年に入り、昨年同時期の半分以下にまで売り上げが激減。少しでも食い止めようと、3月に入り「お持ち帰り用のお弁当」も作り、やりくりしてきました。
3月9日、テレビ報道で、特別貸付制度の創設を知り、公庫へ電話。2019年分の申告はまだでしたが、「17年分と18年分の申告書の控えでいい」と言われ、翌10日、公庫へ出向きました。最近3カ月間と前年の1月~3月分の売り上げが分かる資料を持参し、「借入申込書」と「売上減少の報告書」を記入。8月まで元金据え置き、100万円(5年返済)の借り入れ手続きを行いました。
19日に実行の連絡があり、24日に届いた「借入証書」に必要事項を記入し、印鑑証明書を同封し送付。30日に口座へ振り込まれました。
「とにかく素早い対応で煩わしさもなかった。これまでの借り入れと返済の信頼も評価されたのでは」とOさん。「融資を申し込んでいなかったら、資金繰りのことが頭から離れず、仕事に専念できなかったはず。今後の経営展開を考えるゆとりの時間が取れた」と一安心しています。