10月からの消費税インボイス制度実施を中止させようと、各地の県商工団体連合会(県連)や民主商工会(民商)が宣伝や学習会に取り組んでいます。行動には、この間、全国一揆などで共闘を深めたフリーランスらの姿も目立ちます。
もっと広く知らせよう 愛知県連、民商 精力的に宣伝
愛知県連は、県内の民商にインボイス中止を求める宣伝に打って出ることを呼び掛けています。
【愛知県連】
フリーランスも商店街練り歩き
県連は先ごろ、名古屋市の大須・万松寺商店街で、「STOP!インボイス」(インボイス制度を考えるフリーランスの会)のメンバーらを含む21人で練り歩き宣伝をしました。
商店街入り口で、のぼりやプラカードなどでスタンディングし、服部守延会長らが署名を呼び掛けると、10分弱で3人が署名。練り歩きで「インボイスは、中小業者やフリーランスを廃業に追い込む、とんでもない制度。反対の声を上げよう」と訴えると、若者が「インボイス反対」と声を上げたり、インボイスについて話す女性2人組などの反応が。
参加者は「自分の民商でも宣伝行動を続けたい」「諦めず、インボイス中止を訴えたい」などと感想を話していました。
【名古屋西部民商】
全商連太田会長 名古屋駅で訴え
名古屋西部民商は8月6日、名古屋駅周辺で、16人がインボイス反対の「うちわ」を配り、スタンティングでアピール。昭和天白瑞穂民商など他民商からも3人が参加しました。
森雅欣民商会長をはじめ、同民商に所属する全国商工団体連合会(全商連)の太田義郎会長、服部守延県連会長、坂野逸郎拡大推進委員長、小林典仁事務局長らが「インボイスが始まれば、小規模事業者は商売を続けられなくなる。インボイス反対署名に協力を」などと訴えました。
通行人から「インボイスって何」「署名して、少しでも変わればいい」などと声が掛かり、署名十数人分が集まりました。
参加した民商役員は「サラリーマンが署名してくれたのが驚き」「もっと広く知ってもらいたい」「インボイスを中止させないと生活も厳しくなる」などと感想を語りました。
【昭和天白瑞穂民商】
「いらんがね!」 プラカード掲げ
昭和天白瑞穂民商は先ごろ、名古屋市昭和区の八事交差点で、会員・役員ら12人で街頭宣伝。
ハンドマイクで「インボイス制度は中小業者への増税だけでなく、電気代の値上げなど消費者にも負担を強いる制度です」と訴えました。
通行人に声を掛けながらチラシを配り、「インボイスいらんがね!」のプラカードを持ってアピールしました。