使いやすい支援金 法人5万円・個人3万円 京都・上京民商 京都市内民商の要望実る|全国商工新聞

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「民商の要望で使い勝手のいい支援金ができた」と活用を進める上京民商

 「民商が京都市に再三要望し、“使い勝手のいい支援金”がやっとできた。法人5万円、個人3万円だが、使わない手はない」―。京都・上京民主商工会(民商)は、1月11日から始まった「京都市中小企業等物価高騰対策支援金」の申請を進めています。
 1月24、27の両日には、民商事務所で申請相談会を開催し、3人が申請しました。室町支部の山本豊さん=賃織=は「すごい物価高やし、支援金がもらえれば助かるわ」と喜んでいます。
 これまで実施された支援策は業種が限定されたり、細かい条件が付いていたりと、“かゆいところに手が届かない”状況でした。
 民商会長の間野一三さん=呉服販売=は今回の支援金について、「全ての業種が対象で、売り上げ減少要件がないなど、民商が繰り返し要求し、活用しやすい形で実現した」と成果に確信を得ています。「以前に実施された市の補助金を受給し、事業を継続していれば、同じ口座に入金される。手間もなく、ありがたい」と語っています。
 必要書類は①市内で事業を営んでいることを証する書類(確定申告書第一表の控え等)②本人確認書類(運転免許証等)、法人は履歴事項全部証明書③申請日から30日以内発行の取引に係る書類(領収書、請求書、納品書等)―です。
 民商では、新たに申請する場合も短時間で済むこともあり、「希望する人は相談を」とニュースなどで知らせています。

京都市中小企業等物価高騰対策支援金

1 交付対象者
次のアおよびイを、いずれも満たす事業者
ア 京都市内に本店や主たる事務所を有する中小企業、小規模事業者又はフリーランスを含む個人事業者
イ 2022年10月31日までに開業しており、今後も、事業を継続する意思のあるもの

2 交付額
法人5万円
個人事業者3万円

3 申請受付期間
2023年1月11日(水)から3月10日(金)まで

4 申請方法
ア 京都市中小企業等総合支援補助金(22年7月28日~10月31日実施)の交付を受けた事業者
  新たな申請は必要なし。メールまたは郵送で送られる案内を要確認。
イ ア以外の事業者
  申請書に必要書類を添えて、郵送又はウェブ申請フォームで申請。

※申請は、1事業者1回限り。

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