愛知県商工団体連合会(県連)は10月28日、インボイス実施中止を訴える街頭宣伝を名古屋市内の金山総合駅南口で行いました。服部守延県連会長ら3人が参加。「インボイス非対応の個人タクシー駅の乗り場から排除?!」と1面に掲載した商工新聞(10月31日号)を活用し、乗客を待つタクシー運転手25人ほどと対話しました。
服部会長がタクシーの窓から「ちょっと、よろしいですか。インボイスの対応は、どうされていますか?」と尋ねると、運転手は「えっ?!」と一様に驚いた様子。紙面を見せながら「インボイス制度によって、免税事業者の個人タクシーがJR駅構内のタクシー乗り場から排除する動きが出ています。何かご相談事がありましたら、民主商工会(民商)に連絡してください」と話し、商工新聞と黄色と緑のインボイスリーフレット(全商連作製)、署名用紙を手渡しました。商工新聞を広げて熱心に読む姿も見られました。
宣伝では、河村光哉県連事務局長がのぼり旗「インボイス実施中止」を持ち、マイクで訴えていると「チラシをください」「署名させて」などの反応があり、関心の高さが伺えました。「これから事業を始めたい」という女性は、「インボイスが何なのか、ちゃんと分からない。複雑な制度が始まってしまうと、起業の妨げになる」と怒っていました。
この日は駅でマルシェが開催されており、出店者にも商工新聞とチラシ、署名を配布。20代のアクセサリーショップの店員は「岸田首相は訳の分からないことばっかりをする。こんな制度おかしい。署名を集めたら、どこに送れば良いですか?」と署名用紙を受け取っていました。
服部会長は「インボイス制度がいかに知られていないか、よく分かった。引き続き、さまざまな業種の方に知らせ、実施中止の声をさらに広げたい」と話していました。