長く厳しかった25年 阪神・淡路大震災メモリアル集会|全国商工新聞

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返済に追われ、今も…

阪神・淡路大震災の犠牲者を悼み、新たなたたかいを誓い合ったメモリアル集会で報告する兵庫県連の磯谷吉夫会長

 兵庫県商工団体連合会(県連)と県内民主商工会(民商)も参加する「阪神・淡路大震災復旧・復興兵庫県民会議」は1月17日、25回目のメモリアル集会を神戸市内で開き、230人が参加しました。

新たなたたかい全国で

 県民会議代表委員の畦布和隆さんが開会あいさつ。「町はインフラを中心に復興したが、亡くなられた方は生き返らない。あの時、重機があれば助かった命もあった」と当時を振り返りました。
 「災害被災者支援と災害対策改善を求める全国連絡会」の代表委員を務める住江憲勇さんは、「阪神・淡路大震災時は、公的支援もなく融資一辺倒だった。借り上げ住宅追い出し問題、災害援護資金、中小業者に貸し出した災害復旧資金融資など、いまだ問題が残されている。仮設住宅から数えると孤独死は1405人に。被災者に寄り添う政治ではなかった。住宅再建支援法はできたが不十分。改正が求められる」と連帯のあいさつを行いました。
 借り上げ住宅追い出し裁判、県民会議の活動報告の後、各団体の代表が報告。兵庫県連からは、磯谷吉夫会長が「25年間、苦しく厳しいたたかいだった」と、自らの生活と生業の再建について話しました。
 最後に集会アピールを拍手で採択し、新たなたたかいを全国で繰り広げることを誓い合って、閉会しました。

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