広島県商工団体連合会(県連)は10月16、17の両日、尾道市内の「尾道ふれあいの里」で「民商の魅力あふれる交流会(県連幹部学校2021)」を開催。10民主商工会(民商)から67人が参加し、民商の魅力に確信を深め、前進に向けた決意を固め合いました。
初日は「商売を語る会」と題して、パネラー3人が自らの商売と人生を語りました。夢を諦めきれず、公務員を辞めて開業したSさん(マッサージ・美容)、Nさん(鉄工所)、Mさん(機械修理)が商売の魅力や、やりがいなどを縦横に語りました。「従業員とモチベーションを共有するには、どうしたらいいか」など会場からの質問に答え、コミュニケーションの取り方や、商売を安売りせずに信頼を育んできた経験などを交流しました。
2日目は「相談活動交流会」と題して、福山、広島、広島西部、三次の4民商の役員・事務局員がパネリストとなり、コロナ禍での相談活動を交流。どの民商も、この数カ月は月次支援金や感染防止協力金の獲得などに取り組んでおり、「本当に困っている業者がいるのに、申請しても給付が出るまで遅すぎる」など、相談員ならではの思いが語られました。
全商連創立70周年DVDの視聴や、全商連第54回総会方針、民商・全商連運動の基本方向の学習も行い、内容の濃い充実した2日間となりました。
広島北民商の大久保義明副会長は「久しぶりに懐かしい顔に会い、話ができて良かった。特に良かったのは、パネルディスカッションの司会や学習の講師を、事務局員や外部の講師ではなく、県連の役員が行ったこと。私自身も『他の人に説明できるようになろう』と学んできた。今後も役員から講師を選ぶと、素晴らしい役員が出てくると思った」と話していました。