「商売していれば、苦労もあるけど、大変なのは自分だけではないと交流でき、元気になった」―。福島・喜多方民主商工会(民商)は11月15日、第2回商工交流会を開催。会員の新田守さんが喜多方市内で営むカラオケスナック「喜多酒場」に17人が集まりました。交流会は、毎年恒例の民商まつりがコロナ禍で中止を余儀なくされ「会員同士が交流する機会を」と、昨年11月に初めて開催しました。
第1部は、2階宴会場で、会員の商売を聞いたり、サービスを実際に体験しました。会長の矢吹哲哉実行委員長=配管工事=が「大いに交流し、会員同士の親睦を深めよう」と開会あいさつ。山崎善光副会長=中古車販売=の進行で、会員2人が商売を語りました。くにより
丸山國順さんは、自身が手掛ける「喜多方イオン米」を紹介。「イオン米」は、マイナスイオンをたっぷり含んだ「イオン水」で作ったコメです。「イオン水には、細胞の働きを活発にする作用があり、作物の成長が促進され、消化が良く、安全性の高いものを生産できる」とアピールしました。
続いて、はり・きゅう指圧院「会津温古堂」を営む菊地高夫さんがレクチャー。菊地さんは、体調不良だった時に「操体」と出合い、不調が改善した経験から「他の人の痛みも治したい」と操体療法を始めました。この道40年の菊地さんに足の裏を押された参加者は一様に「イタタタタ!」。体のゆがみを正す動きを学びました。
第2部は、カラオケのある1階に移動して、飲食も交えて交流。食事とカラオケを楽しみ、互いの近況を語り合いました。商売をしていれば、苦労や悩みはつきもの。時代の変化に対応していく難しさや、事業の先行きについての不安なども率直に出されました。でも、集まって話し合うと、元気が出ます。「苦労があるのは、自分だけではない。大変だけど、明日からまた頑張っていこう」と、そこここに笑顔が広がりました。