つながり広げ学び合う 全国業者青年交流会期待高まる|全国商工新聞

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 10月5~6日、岩手・花巻温泉で開かれる「第17回全国業者青年交流会」まで、あと3週間余り。各地の県連青年部協議会(県青協)や民主商工会(民商)青年部は400人の参加で成功させよう、とラストスパートをかけています。各地のプレ企画や参加者の期待の声などを紹介するとともに、記念講演やパネルディスカッション、九つの分科会など、業者青年交流会の多彩な企画を改めてお知らせします。

齋藤徳美さん

記念講演、パネル、分科会震災復興や平和などテーマに
魅力伝えて交流会に誘おう

大貝健二さん
移動分科会で巡る花巻市の戦跡(花巻防空監視哨聴音壕跡)

 「温泉!!皆でかたって(岩手弁で「集まって」)楽しく学ぶべ復興!継承!新たなSTART」をメインテーマに、1日目は二つの全体企画と夕食交流会、2日目は九つの分科会で商売や情勢、民商青年部活動のヒントなどを学び合い、業者青年同士の交流を広げます。
 記念講演は、「震災復興と地域創生は表裏一体」と題して、岩手県を代表する復興問題の第一人者、齋藤徳美・岩手大学名誉教授が質疑応答も含めて、お話しします。東日本大震災の復興政策が、中小業者の暮らしや生業再建に生かされているのか。県の復興計画の立案などに携わってきた経験も踏まえ、多発する自然災害に対し、必要な防災・減災・復興政策を語ります。”戦争が最大の災害”とする立場から、平和を守る大切さも指摘します。
 パネルディスカッションは、地域経済学・中小企業論が専門の大貝健二・北海学園大学教授をコーディネーターに、震災の被災など困難から立ち上がる業者の生業再建の経験や、支援策を生かす教訓、民商の青年部運動の役割などを深め合います。
 夜は、夕食を囲みながら交流会。全国各地の同業種・異業種の青年業者とつながり、交流し合える場になります。名刺交換会も予定しており、ぜひ、名刺を多数、ご持参ください。現地実行委員会による、さんさ踊りや、わんこそばなど、岩手県の名物を楽しむ企画も予定しています。
 2日目の分科会では、「事業承継・M&A」「民商運動の継承」「新規開業」「SNSマーケティング」「助成金・補助金」「消費税インボイス」「青年部づくり」「家庭・子育て」をテーマに、悩みや疑問、経験を交流し、経営や運動のヒントを学び合います。花巻市の戦跡や文化施設を巡る移動分科会も予定しています。

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