「現行の健康保険証を残してください」「トラブルだらけのマイナ保険証を押し付けるな」―。全国商工団体連合会(全商連)も加わるマイナンバー制度反対連絡会などは8月22日、東京・JR新宿駅南口で定例宣伝を80人で行いました。
訴えを聞き、署名に応じた千葉県在住の女性は「マイナンバー制度には当初から反対していました。利用範囲は”社会保障、税、災害対策の3分野”と言っていたのに、銀行口座など多様な個人情報との、ひも付けが進められており、危ないと思っています」。
ミュージカル刀剣乱舞の”推し活”で札幌市から来ていた女性は、宣伝参加者に熱心に質問していました。「個人情報の漏えいが不安で、マイナンバーカードを作っていません。義務化されない限り、作りません。健康保険証の新規発行が廃止されても、資格確認証で受診できると分かって安心した」と、署名にも応じました。
神奈川在住の70代の女性は「大きくシステムを替えるのは、国に近い大企業にカネを回すためでしょう。私たちの個人情報が、どう扱われるのか…。不安しかない。制度そのものが、おかしい」と怒りの声を寄せて署名。約1時間の行動で、58人分の署名が寄せられました。