岩手・花巻温泉で「皆でかたって(岩手弁で「集まって」)楽しく学ぶべ」と開かれる第17回全国業者青年交流会(10月5、6日)。開催地の岩手県連青年部協議会(県青協)は達増拓也県知事と懇談し、知事が「交流会の成功を」とエールを送ってくれたのをはじめ、各地の県青協も多彩なプレ企画を開催しています。全国から参加者400人をめざし、「飛行機30人分のチケットを押さえた」(大阪)など参加確認も急ピッチで進めています。
現地実行委ら県知事と懇談「交流会の成功を」 岩手県青協プレ企画わんこそばなど
達増知事との懇談(8月6日)では、交流会の実行委員長で、全商連青年部協議会(全青協)の中山高志副議長が要請書を手渡し、「交流会へのメッセージを、ぜひ寄せてほしい」と要望しました。達増知事は「記念講演を行う岩手大学名誉教授の斎藤徳美さんは、東日本大震災からの復興問題で岩手を代表する人ですね。交流会の成功をお祈りするとともに、メッセージもしっかり準備します」と快諾してくれました。併せて、「全国業者青年実態調査2023」も手渡し、業者支援を要望しました。
県青協の鳥屋部洋樹議長が「移動分科会など、多くの企画を検討しています。全国から400人ほどの業者青年が集まる交流会で、岩手の魅力を発信したい」と話すと、達増知事も「それは、いいですね。岩手産のおいしい物も、ぜひ味わってもらいたい」と応じました。
知事懇談に先立ち、県青協は7月28日、プレ企画第2弾を開催。県連婦人部協議会(県婦協)の協力も得て、5民主商工会(民商)から40人が参加しました。
第1部は、税務調査と滞納問題をテーマに、「経験に学ぶパネルディスカッション」。北上民商の伊藤裕二事務局長、宮古民商の木村明事務局長をパネリストに、税務調査や滞納相談の事例が紹介され、民主的な税制を求めてきた民商の運動を学び合いました。
第2部は、わんこそば大会を行う昼食会場への移動も兼ねた「もりおか街散策」。県婦協の颯田洋子会長がガイドを務め、盛岡市内を30分ほど散策しました。旧岩手銀行本店などの歴史的建造物、7月にオープンしたばかりの複合商業施設「monaka」などを巡りました。
その後、今年で創業64年を迎える盛岡名物わんこそばの「初駒」本店へ。業者青年交流会でも、わんこそばを食べる企画を検討していますが、現地実行委員会の話し合いで「食べたことがない」という人が多く、まずは体験してみることに。大食い自慢の8人が挑戦し、「はい、どんどん、はい、じゃんじゃん」の掛け声とともに、わんこ(椀)に次々と、そばが入ります。薬味などと合わせて食べ進め、30分ほどで全員が100杯に到達。最高記録は、宮古民商の木村事務局長と県青協の鳥屋部議長の165杯で、かけそば約11杯分を完食しました。
わんこそば117杯を食べきった、県商工団体連合会(県連)の都鳥伸也副会長は「岩手に来て、ぜひ挑戦してもらいたい」と話していました。