地域活性化に確かな手応え
「昼間が暑かったので、おいしく飲めた」「おしゃべりとカラオケが楽しめた」―。新潟・三条民主商工会(民商)は7月23日、第3回「三条まんなか夜のオリエンテーリング」(夜オリ)を開催。過去最多の15店が参加し、会内外から80人が集いました。
SNSから参加者も
コロナ禍、物価高騰で大変な飲食店を応援
各店舗に「カンパーイ」の音頭が響きわたり、「とてもおいしい」「すごく良かった」と笑顔があふれました
”まんなか”の通称でも知られる三条市の飲食店街「本寺小路」。コロナ禍に続く原材料高騰などの影響で苦境に立つ飲食店を盛り上げようと開催を続けています。
参加費は1人3500円で、3店舗を回って飲食を楽しみ、終了後は、飲食券など商品総額10万円超の抽選会が開かれました。
参加者はJR北三条駅にほど近い、真宗大谷派三条別院に夜7時に集合。実行委員長で民商副会長の佐藤豊さん=建築=のあいさつでスタート。「三条の夜オリも3回目、地域活性化に確かな手応えを感じている。SNSなどで『まんなか夜オリ』を拡散して」と呼び掛けました。
スナックやバー、海鮮料理など、割り当てられた3店舗を訪問し、「3軒目がカラオケスナックで、追加料金でカラオケも楽しめた」「パスタが、とてもおいしかった」「すごく良かった」など参加者は笑顔で楽しみました。参加店からも「知り合いの店に誘われて参加した。楽しんでもらえて良かった。次回もぜひ参加したい」などの声が寄せられ、夜の街に活気をもたらしました。
夜オリは、昨年9月と12月に続く開催で、1回目(参加店舗7店・参加者28人)、2回目(同11店・48人)と、開催ごとに規模が拡大。「地元の新聞(新潟日報)に事前に掲載された記事を見て」「X(旧ツイッター)で見て」などと民商とつながりのない人たちが、チケットを購入するため、気軽に民商事務所に訪れるなど、夜オリの認知度が着実に上がっています。
佐藤副会長ら実行委員は「今回、参加者に呼び掛けたSNSでの拡散効果を期待している。次回は参加者と参加店を、さらに増やして、盛り上げたい」と意気込んでいます。