北海道・北見民主商工会(民商)は、省エネ設備の導入に活用できる「北海道中小・小規模企業省エネルギー環境整備緊急対策事業助成金」の活用を進めています。採択を勝ち取った会員の喜びの声を紹介します。
エアコンと食洗機購入
「ちゃんこ友綱」古河達幸さん=飲食
北見市内唯一の、ちゃんこ鍋専門店「ちゃんこ友綱」を営む古河達幸さんは、食器洗浄機(食洗機)とエアコンの入れ替えで補助金が採択されました。現役力士を引退し、地元で開業して38年の古河さん。名物料理の手羽先は「本場の名古屋よりうまい」と言う常連もいるほど。ここ数年、食洗機の調子が悪く、中古品を探していましたが、なかなか良いものに巡り合えませんでした。そんな時に民商のニュースで補助金を見て「これ、できるかも」と早速、事務局に相談。見積もりを準備して、申請書を作り上げました。
6月中旬に採択通知を受け取った古河さん。「中古で買うより少ない金額で新品を購入できて、本当にうれしい。見積もりを頼んだメーカーも補助金を知らなかったので、民商で教えてもらって良かった。コロナ禍で下がった売り上げが戻らず、仕入れや電気代も上がって大変だ。食洗機やエアコンは必需品なので、安心して商売を頑張れる」と喜んでいます。
車が新しくなり頑張る
「(有)川上組」川上敏和さん運送
所属する相三支部の会議で補助金の存在を知った川上敏和さん(52)。「10年以上、使っている仕事用の車を入れ替える予定だったので補助金が使えないだろうか」と民商に相談し、決算書や車の見積もりなど必要書類を用意して申請。補助金が採択されました。
申請時を振り返り、「書類集めだけでも苦労しました。何度か心が折れそうな時もあった」と話します。申請後も、「書類の手直し、文章の作成で何度も補助金事務局と、やり取りしました。ここまでやって採択されなかったら、つらいと思っていたので、採択されてホッとしています。車が新しくなった分、今以上に頑張ろうという気持ちです」と笑顔で話してくれました。