商売のやりがいやヒント 仲間の実体験が新鮮 大青協 商売を語る交流会|全国商工新聞

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 大商連青年部協議会(大青協)は先ごろ、「商売を語る交流会」を開催し、20民主商工会(民商)青年部から33人が参加しました。テーマ別に4人の若手事業者が発言しました。

青年部で励まし合って
事業承継・税務調査・補助金・HP作成

商売を語る交流会に参加した青年たち

 事業承継をテーマに発言した河内長野民商青年部のSさん=保険代理=は、古い体質の残る保険業界で事業承継をした苦労を報告。「父親のやり方をまねるのではなく、顧客や保険会社と話すことを重視してきた」と報告しました。
 税務調査の経験を語ったのは東成民商青年部のTさん=美容室。「税務調査10の心得」をもとに、事前通知の内容確認や、調査日の変更が認められないなど納税者の権利が守られていない実態を告発。「一人では絶対にたたかえなかった」と振り返りました。「調査に遭っても慌てず、民商と一緒に対策を考えて、対応してほしい」と呼び掛け、参加者に共感が広がりました。
 布施民商青年部のYさん=コーヒー豆加工・卸=は、大阪府の補助金約60万円を活用して新たな看板を取り付けたことを報告。高槻民商青年部の佐々木恵吾さん=造園=は、同業者との差別化を図るために、ホームページを作成した経験を報告しました。
 交流会に初めて参加した門真民商青年部のKさん=建築塗装=は「補助金の申請や税務調査など、実際に経験した方の話を聞くのは初めてで、新鮮だった。いろんな方の商売の話を参考に、自分のやれることを探っていきたい」と感想を寄せました。
 最後に、大青協の長瀬亮介会長=保険代理=が「いろんな経験を聞けて良かった。しんどいことや、つらいことも、皆で励まし合える青年部を広げよう」と呼び掛けて締めくくりました。

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