長崎県川棚町で美容室「ピエサゆみ」を営む東彼民主商工会(民商)の木原すま子さんは「政府のIT補助金約50万円を活用して、130万円のレジを購入するため、不足分の設備資金80万円と、運転資金70万円の計150万円を借りたい」と民商に相談し、希望通りの融資が実行され喜んでいます。
相談を受けた民商では、「新型コロナウイルス感染症特別貸付」を活用し、月々3万円を50回払いで、日本政策金融公庫に申し込むことをアドバイスしました。
審査がスムーズになるようにと必要書類以外に、創業60年で地元はもとより近隣自治体からも来店があることや、将来的には一緒に仕事をしている3女への承継予定をアピールする「営業状況及び経営方針」を作成。約48万円のIT導入補助金は対象設備を購入後に給付されることから、設備資金が必要なことなどを説明する「借入申込理由」と合わせて添付しました。
年末に希望額の実行を知らせる「借入証書」が木原さんに届き、1月4日に、150万円が振り込まれました。
「購入したレジが2月に届く予定」という木原さんは「3年前も、民商を通じてコロナ特別貸付を借り入れました。2月で返済を終えることもあり、再度、借りることにしました。おかげで3年間は0・7%と利率が低いコロナ特別貸付を借りることができ助かりました。気持ち良く新年を迎えられました」と笑顔を見せました。