静岡・浜松民商
静岡・浜松民主商工会(民商)は10月25~27の3日間、「知らなかったでは済まされない消費税インボイス対応記帳&電子帳簿保存法(電帳法)学習会」を計4回開催し、延べ125人が参加しました。
第1部の電帳法では「電子取引」について学習。チェックシートを使って、「電子メールでの請求書などの受送信をしている」「電気・電話の請求内容は紙でなく、インターネットで確認している」などをチェック。制度の概要や罰則、amazonの画面を見ながら請求書の保存方法などを学びました。
参加者から「amazonで買ってカードで引き落としている。カードの明細を保管すればいいのか」「電話代は通帳引き落としで明細は郵送されないが、電子で保存しないといけないのか」など質問が続出。「インボイス」と「電子帳簿」の混同や、領収書全てのスキャナー保存が必要との誤解も無事解決しました。
第2部のインボイス対応記帳では、請求書や領収書の記載事項、登録番号が届いていない人の対応、インボイスの保存、簡易課税のメリット・デメリットや、インボイス登録以前と以後の売り上げを分けることなどを確認。また、会計ソフトの画面も見ながら入力の際のポイントや注意点を学びました。
「売り上げから手数料を引かれているが、相談してお互いが振込手数料を持つことでいいか」「値引きをした場合のインボイスの取り扱いは」「パソコンで記帳をしないといけないのか」などの質問が出され、参加者は真剣にメモを取っていました。
消費税の納税資金を準備しておくことや、消費税には「益税」は存在しないことなど”そもそも論”も学び、最後に疋田朋広会長をはじめ三役が「多くの人に声を掛けて、インボイスの廃止に向けて頑張ろう」と訴えました。