『第22回中小商工業全国交流・研究集会』 主な内容や魅力を紹介<第4回>|全国商工新聞

全国商工新聞

【分科会】
公正取引の実現とFC業界の課題

助言者:小林世治・元日本大学教授、長谷河亜希子・弘前大学准教授、秋山正臣・全国労働組合総連合副議長
9月2日(土)午前9時半~正午

 物価高騰の長期化、最低賃金引き上げの社会的要請が高まる中、適正単価の確保、公正取引ルールの確立が求められています。これらの課題を深めるとともに、コンビニ・フランチャイズを巡る情勢と経営環境変化を出し合います。
予定されている報告は、フランチャイズ業界を巡る動向とFC法制定の必要性▽消費税インボイスと不公正取引問題を考える。フリーランス取引適正化法をどう見るか▽最賃引き上げの必要性と中小企業支援―などです。

【分科会】
自治体要請と施策の活用

助言者:井内尚樹・名城大学教授、板山裕樹・自治労連中央執行委員
9月2日(土)午後1時~3時半

 コロナ禍や物価高騰下において、さまざまな自治体施策が生み出されました。その背景には、業者要求に基づいた民商・県連の度重なる要請行動、振興会議での提案など、数多くの実践がありました。こうした取り組みの経験交流や助言者からの実践的な発言を通じて、私たちの政策提言力を高める機会とします。

【分科会】
中小業者を元気にする地域金融、融資制度

助言者:鳥畑与一・静岡大学教授、中島康隆・金融労連中央執行委員長
9月3日(日)午後1時~3時半

 「ゼロゼロ融資」の返済が本格化する中、中小業者の融資獲得の取り組みとともに、コロナ関連融資を受けた後に、どう経営維持・経営向上を進めてきたか、実践を交流します。
 助言者の鳥畑教授は「金融正常化に向けた『出口戦略』と中小企業金融の行方」をテーマに、中小企業庁が実施している新たな借り換え保証制度の改善と、金融機関の伴走支援の強化の必要性などを報告します。金融労連からは、融資審査のポイントを解説する予定です。

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