大阪・東淀川民主商工会(民商)では昨年来、会員3人への税務調査が発生。民商は「税務調査交流会」(同10月14日)を開催し、参加者が経験を伝え、励ましてきました。このほど全てが終了し、どの調査も納得の結果を勝ち取ることができました。3人の喜びの声を紹介します。
仲間の励まし大事
豊新支部 Nさん=非鉄金属卸
法人設立9年目で初めての税務調査に挑み、「是認」を勝ち取りました。税務調査が不安で夜も眠れない日が続きましたが、税務調査交流会で自分のことのように仲間が励ましてくれたことで気持ちが楽になり、調査に臨めました。仲間の存在は本当に大事です。1カ月に2回、民商事務所で必ずパソコン記帳するなど、自主記帳・自主計算をコツコツ頑張ってきて良かった。この経験を基に、自主記帳・自主計算の重要性を多くの会員に伝えていきたい。
3回目の調査に平常心で臨む
大隅支部 Nさん=型枠工事
法人設立後2回目の税務調査を受けました。民商で習得した会計の知識を生かし、会計ソフトを駆使して記帳しています。個人時代を含めると3回目の調査でしたし、平常心で調査に臨めました。税務署から指摘されたのが、外注費の計上間違いと、固定資産の減価償却費に関してでした。私も納得し、修正申告に応じて少額の法人税、消費税を納付し税務調査が終了しました。日頃からの記帳に加え、税務調査で学んだことを今後の経営に生かしたいと思います。
仲間と税務署通い
菅原支部 Hさん=不動産賃貸
独立開業後、初めての税務調査でした。事前に民商で税務調査のことを学習し、調査に臨みました。コロナ禍ということもあり、自宅で税務調査を受けるのは本意でなかったので、調査のたびに税務署に通いました。税務署に行くのにも民商の仲間が同行してくれて、心強かったです。分からないことがあるたびに、席を外して仲間に確認しました。減価償却の計算で誤って家事案分を算入していたので、その修正に応じ、少額で終了しました。民商でのパソコン記帳が自信になりました。今後も頑張って記帳します。