2度の延期を乗り越えて 3年ぶりの夜の街オリエンテーリングに活気 岩手・胆江民商 地域から歓迎され|全国商工新聞

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JR水沢駅周辺の16店舗、約50人が参加した胆江民商の第9回夜オリ

 「3度目の挑戦で、3年ぶりに夜オリが復活」―。岩手・胆江民商は先ごろ、「第9回夜の街オリエンテーリング」(夜オリ)を奥州市のJR水沢駅周辺で開催し、16店舗(初参加6店舗)、総勢約50人が参加。平日(木曜日)の夜の街に活気があふれました。コロナ禍以降、飲食店を中心に客足が戻らない中、5月と7月に「何とか夜オリを」と計画しましたが、感染者の再拡大で2度とも延期に…。常連の方からの「今度はいつ?」という声に背中を押され、開催にこぎ着けました。
 佐々木良孝副実行委員長=賃貸=が「3年ぶりの開催。夜の街を楽しみ、盛り上げましょう」とあいさつ。ルール説明の後、千葉敦会長=獣医=のコールで参加者は一斉に街へ繰り出しました。
 3年ぶり、かつコロナ禍の中での開催ということで、従来の方法を変更。①回る店舗数を3から2に減らす(45分ずつ)②1グループ2人に限定③開会式を縮小し、閉会式は行わず、最後に行っていた抽選会の景品は、事前に抽選番号に振り分け配布する―など、密を避ける工夫をしました。景品の「ボトル券」は提供できる店が限られるため、「お楽しみ券」に変更。提供するサービスを店に任せるようにしたことで、提供できる店が増えました。中には、「何でもいいなら、宣伝と思って」と10枚提供する店も。その結果、全ての参加者に2枚以上の券が当たることになりました。
 それぞれの組が回るコースも「くじ」で決定。「どこのお店だ?」と2人で資料を眺める常連の参加者もいました。終了後は民商会員の居酒屋「花いちもんめ」店頭で、「お楽しみ券」を配布しました。参加者は券を握りしめ、三次会(3店舗目)へ繰り出しました。
 初参加のスナックのママは「私にもごちそうしてくれて、『頑張って』と優しい言葉までかけてくれた。最初は悩んだが、参加して良かった」と話していました。
 参加者から「楽しかった」「ゆっくりできた」「次回もよろしく」と感想が寄せられ、次回の開催も検討しています。

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