コロナに負けず「おもろい仲間とつながってみいひん」と呼び掛けて、この秋、4年ぶりに全国業者青年交流会を開催した全商連青年部協議会(全青協)。仲間との久しぶりの出会いに活気づき1万人を超える青年部員をさらに増やそうと、11月20日の全青協第47回総会の成功をめざします。
長引くコロナ禍に円安・物価高騰が追い打ちをかけ、中小業者・業者青年の営業と生活は、大変困難な状況です。消費税のインボイス制度の実施まで1年を切り、先行き不安も広がっています。
それだけに同世代の中小業者とつながり、気兼ねなく話し合える民主商工会(民商)青年部との出会いは、多くの業者青年にとっての励ましです。「インボイスを勉強したい」「青年部の活動や民商の集まりがあったら教えてほしい」など、期待と信頼を持って、若い仲間が民商青年部に加わっています。
民商青年部や県連青年部協議会(県青協)で開かれる経営対策交流会や学習会は「SNSを活用し、顧客のニーズや不安をくみ取れる経営をしたい」と、商売に意欲を湧かせる機会となっています。民商を大きくして、インボイスを中止に追い込もうと、インボイス学習会にも取り組み、「若い仲間にも知らせたい」と運動を広げています。
コロナ禍、オンライン申請に限られた給付金・協力金相談では、スマホに手慣れた青年部員や若手会員が、得手を生かして対面相談の担い手として活躍しました。助け合いの運動に、業者青年も大いに力を発揮する民商が、運動の継承・発展へ確かな歩みを進めています。業者青年同士が自ら学び、励まし合う青年部の活動が、民商・全商連に新鮮な活力をもたらしていることは、民商はもちろん、中小業者にとっても希望です。
全青協総会に向けた仲間づくりを進めるため、会内外の業者青年に訪問・対話を広げるこの時期、先輩業者の経験を青年部支援に生かすことは地域の中小業者運動も強めるものです。
会内外の業者青年の声を聴き、時には行動も共にして、「業者青年に魅力ある民商をどう作るか」を話し合うことは重要です。民商青年部を強めて、運動の継承・発展の確かな展望を開きましょう。