11 ・6大集会に賛同求め 全商連が団体訪問|全国商工新聞

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集会に賛同参加 出版協

「インボイスは中止」など3コース24台、総勢47人が訴えた長野・飯田民商の軽トラパレード=9月11日

 全国商工団体連合会(全商連)は17日、全国中小業者団体連絡会(全中連)が主催する「11・6大集会」への賛同と参加を要請するため、日本出版者協議会(出版協)を訪問しました。
 懇談では、「集会には賛同・参加する。また、総額表示で要請した経験を踏まえ、会員企業が所在する千代田区と文京区には消費税のインボイス実施中止の意見書を上げてもらうよう働き掛ける」と表明しました。
 出版業界を巡る近況や、インボイス中止の運動などを意見交換。「本の製作は多くのフリーランスに支えられている。インボイスを発行できない取引先に、どう対応するか本当に悩んでいる」と胸の内を明かし、「新たな消費税負担を出版社が全てカバーできない。かといって負担を求めるのも現実的ではない。信頼して仕事をお願いしているのだから、インボイスがないからと取引を切ることはできない。双方折り合いがつく点を探していくことになる」と語りました。
 物価高騰の現状について、「紙代の値上げが続き、厳しい。この間3回、毎回15%ほどの値上げが要請され、倍近くに上がった。本の値段を上げざるを得ない」と言います。「インボイスで、『益税』論を持ち出し、世論誘導を図っているのは問題だ。消費税の仕組みや、税の在り方からも、おかしい。“不公平をなくす”というなら、金融所得を総合課税にした方が是正できるのでは」など税制に対する問題意識も交流しました。

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