「私の仕事を奪わないで!インボイス反対!インボイス反対!」―。秋晴れが広がった10月1日、東京・銀座の街に怒りのコールと、すりがねの音が鳴り響きました。「インボイス制度を考える市民の会」が主催した「銀座ピクニックデモ」です。
ツイッターで行動を知ったフリーランスや個人事業主、学生など100人が参加。「#STOP!インボイス」と書いた横断幕やプラカードを掲げ、コールをし、街行く人たちにアピールしました。
おじが経営する不動産会社で働く「ひろしさん」は、静岡から各駅停車の列車に乗って2時間以上かけて上京。「コロナ禍と物価高で、多くの人が苦しんでいる。インボイス制度が実施されると、社会全体に大きな影響を与え、生活できない人たちが増える。絶対反対!」と怒っていました。
市民の会の小泉なつみさんは「集まってくれたのは知らない人たちばかりで、びっくりした。初めてのデモで、“何を準備するの?、どうやってデモをするの?コールの仕方は?”など分からないことだらけでしたが、いろんな人が支えてくれた。インボイス制度は1年後の10月1日から始まる予定なので、まだ止められる。インボイス反対の声をさらに広げたい」と話します。