消費税廃止各界連絡会(各界連)はこのほど、消費税減税とインボイス制度の実施中止を求める「100万ボイスアクション」を提起しました。岸田文雄総理大臣、鈴木俊一財務大臣宛てに要請はがきを送るとともに、インターネットを活用して意見を投稿するものです。
全国商工団体連合会(全商連)はこの行動に呼応し、「消費税5%以下への引き下げを求める意見書を政府に送付することを求める」請願書(ひな形)とともに、一人一人の思いを記入する「ひとこと」欄を印刷した要請はがきを作製(1会員当たり2種類×3枚相当のはがきを各民商に送付)。
はがきの「緊急要請書」では、コロナ禍や物価高騰などによって国民・小規模事業者の暮らしと営業がいっそう苦しくなっていると訴え、世界では付加価値税(消費税)減税の動きが広がっていると強調。ところが、財務省はインボイス制度を実施し、年間の売り上げが1千万円以下の小規模事業者やフリーランスを課税事業者に仕立て上げ、消費税を搾り取ろうとしていると批判しています。岸田首相は消費税増税分を最終的には「消費者が負担する」と答弁し、インボイス制度は、税率変更を伴わない増税策であるとして、消費税減税とインボイス制度の実施中止の決断を求めています。
全商連は、7月予定の参院選で消費税減税・インボイス制度実施中止を争点に押し上げ、要求実現に道を開くため、想定される公示日(6月22日)までに要請はがきを送り切ることを呼び掛けています。