「不備メール」交流会 大商連 24民商から64人が参加|全国商工新聞

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不備メールオンライン交流会の開会あいさつをする大商連の原田孝夫副会長(右)

 大阪商工団体連合会(大商連)は1月13日、「事業復活支援金と一時・月次支援金『不備メール』オンライン交流会」を開催し、24民商から64人が参加。「不備ループ」の悩みや解決事例などを交流しました。
 冒頭、全商連の中山眞常任理事が事業復活支援金の概要と不備ループ問題について報告。「民商が当事者を励まし、粘り強くたたかう中で、『不備ループ』が社会問題に。『切り捨て』を許さない世論が広がっている」と話しました。
 続いて、不備解消事例を交流。「通帳、帳面、請求書の数字が一致していることを示すため、請求書にも赤字で振込日、振込手数料などを記入した」「中企庁宛ての不備解消要請書に、実際の不備メールに添付した資料のメモを付けて提出」「コールセンターの指示であることが分かるよう、添付ファイルに担当者の氏名を示した」「『出る月と出ない月がある理由を教えてほしい』と抗議文を添付した」など、提出した資料を画面上で共有しました。
 一方で、「500ページ以上の資料を添付したが、繰り返し同じ資料を要求された」「事業実態に合わない資料を求められる」「資料を用意している間に不支給の通知が送られてきた」などの声も出されました。
 笠井亮衆院議員室(共産)は「困窮する中小業者には支給を渋る一方、事務局を請け負うデロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリー合同会社には1700億円以上もの大金が支払われる。審査の闇を国会でも追及したい」と発言。申請者と民商・全商連、国会が連携した運動を広げることを確認しました。

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