「10月10%中止の一点で」
3・13中央実行委員会と各界連が宣伝

全国商工新聞 第3352号2019年3月11日付

署名呼び掛け宣伝

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JR新宿駅前で取り組んだ10月からの消費税増税に反対する宣伝・署名行動

 3・13重税反対中央実行委員会と消費税廃止各界連絡会(各界連)は2月21日、東京・JR新宿駅前で「10月消費税10%ストップ!ネットワーク」が提起した署名を呼び掛け、1時間で67人分の署名が寄せられました。
 「ポイントを還元するといっても、期限が終われば、景気は落ち込む。そんなに景気が心配なら消費税を上げなければいいんだよ」と怒りながら署名したのは、新宿区内でマンション経営をする川田忠司さん。署名をした後も、弁士の訴えをじっくり聞いていました。西本眞理子さんは「とにかくアベ政治を終わらせたい。生活が本当に苦しい。この年になっても働かなくては食べていけない」と署名。
 シール投票も行い、「増税反対」に投票した70代女性は「目の手術をして医療費の負担が大変。年金だけでは食べていけず、パートで働いている。増税なんてとんでもない」と激怒していました。
 弁士の訴えを聞いていた40代の男性は「消費税は反対ではないから署名はできないけれど、安倍政権がやろうとしている増税には反対」と対話に。「この署名は、安倍政権がやろうとしている10月からの消費税10%への増税に反対しているんですよ」と説明すると「それだったら署名できる」とペンを握り、シール投票も「増税反対」に投じました。
 医療従事者や建設業者、年金生活者など各団体の代表がマイクを握って次々とリレートーク。全商連の鎌田保副会長は「確定申告の時期がやってくると毎年、どうやって消費税を払おうかと頭を痛めている。税金は兵器を買うためや辺野古新基地建設に使うのではなく医療や福祉、暮らしのために使うべき。一緒に10%への引き上げをやめさせましょう」と訴えました。
国会議員に要請
 同実行委員会は前日の20日、国会議員要請に取り組みました。
 日本共産党の小池晃参院議員の秘書はじっくり話を聞いて「一緒にたたかいましょう」と激励。「民主党政権時代に消費税を社会保障に使うと言っていたが、社会保障には使われていない。要請内容を本人に伝える」(国民民主党・大塚耕平参院議員秘書)、「軽減税率には反対。ポイント還元も分かりづらい。身を切る政策だったはずなのに、逆らおうとしている」(同・古賀之士参院議員秘書)などの反応がありました。

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