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  トップページ > 税金のページ > 消費税 > 全国商工新聞 第2923号 4月19日付
 
税金 消費税
 

消費税増税反対4・1いっせい大宣伝


 消費税の強行実施から22年目に当たる1日、消費税廃止各界連絡会(各界連)の「4・1いっせい大宣伝」の呼びかけに応え、全国各地で多彩な宣伝・署名行動が展開されました。

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小学生が署名する場面もあった中央各界連の宣伝(東京・JR新宿駅西口)

 「福祉のため」だまされない
 中央各界連は、中央社会保障推進協議会と、東京・JR新宿駅西口で消費税増税反対と後期高齢者医療制度の即時廃止を訴えて宣伝。14団体71人が参加しました。
 大学に入学したばかりという18歳の女性は「何%に上がるの? 欧州の消費税は高いらしいけど」と参加者に質問。15%以上の話も出ていることや、欧州は食料品など生活必需品が非課税であることを伝えると、「そんなの、ひどい」と署名。
 失業して生活保護を受けていると話す20代女性は「財布の残金とにらめっこの毎日。消費税が上がったら、買える食料品が減る」、70歳の女性は「福祉のために増税と言うが、5%に上がった時に良くなったか。もうだまされない」と話していました。
 各団体の代表が宣伝カーから署名への協力を呼びかけ。全国商工団体連合会(全商連)の西村冨佐多副会長は「22年前、政府は『高齢化社会に備える』と消費税を強行実施。しかし、後期高齢者医療制度導入など福祉制度は後退する一方。政府は大企業に内部留保を吐き出させて、雇用や賃金確保をさせ、国民の消費を増やして景気回復を図るべき」と訴えました。

 高校生などが次つぎと署名
 秋田県各界連は、JR秋田駅の東西をつなぐ連絡通路で行動。4団体9人が30分で61人分の署名を集めました。
 雨のため構内での行動でしたが、「消費税増税反対」「食料品の非課税を」など肉声で訴えると、高校生やお年寄り、買物帰りの主婦などが署名。なかには「ほんといい迷惑。これ以上搾り取られちゃ残りの人生が短くなっちゃう」などと、話し込む人もいました。

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政府税調が消費税増税論議を始めたことを話し、署名を訴えた宮城県各界連などの行動(仙台市内の商店街)

 3団体が共同シール投票も
 宮城県各界連は、消費税引き上げをやめさせるネットワーク宮城、消費税をなくす宮城の会とともに県内一斉アピール行動を行い、6地域で93人が参加しました。
 仙台市では「日本の消費税は世界一過酷」のチラシ入りティッシュを2000個配布。シール投票では355投票中、301の「反対」を得て、署名は150人分を集めました。
 各界代表が「政府は、『消費税は4年間引き上げず、議論もしない』の公約を破り、政府税調で議論を始めた」と政府を批判しました。

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着ぐるみや署名犬(左)で消費税増税反対署名を呼びかけた大阪連絡会の行動(大阪市内)

 民主党に失望の声寄せられ
 消費税廃止大阪連絡会は、消費税をなくす大阪の会、消費税の増税に反対する関西連絡会と共同宣伝。30人が参加し、152人分の署名を集めました。
 着ぐるみや“署名犬”、「消費税引き上げ警報」のプラスターなどでアピール。準備した各界連のポケットティッシュ500個が全部なくなりました。
 鉄工所の男性は「消費税増税、とんでもない。仕事が激減し年金でつないでいる。周りから『やめないで』と言われ、商売続けている」と署名。ネットカフェ難民という60歳の男性が「共産党の電話番号を教えて」と聞いてきたり、主婦から「民主党にはガッカリ。この不況どうするつもりやろ」の声も寄せられました。

 
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