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  トップページ > 税金のページ > 確定申告(自主計算) > 全国商工新聞 第2919号 3月22日付
 
税金 確定申告(自主計算)
 

第41回3・13重税反対全国統一行動

570ヵ所、16万人余が参加


 「消費税増税は反対」「仕事・雇用を増やせ」―3・13重税反対統一行動が12日を中心に、全国570カ所で繰り広げられ、16万5000人が参加。中小業者、労働者、農民、年金生活者らがプラカードなどを掲げて集会やデモ行進し、「今夏の参院選で庶民増税を阻止し、政治を変える要求実現の跳躍台にしよう」と決起しました。経済と暮らしの再生を争点に京都府知事選挙(4月11日投票)がたたかわれる京都市右京区の集会では、民主府政の会の知事予定候補・門ゆうすけさんが参加。府政の転換をと、決意し合いました。


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暮らしの再生を掲げて府知事選挙に立候補する門ゆうすけさん(中)先頭に税務署までデモ行進。左は西村英弥右京民商会長

 11日に、右京区のラボール京都で開かれた「重税反対右京決起集会」には、13団体から約400人が参加。
 集会実行委員会を代表してあいさつした右京民主商工会会長の西村英弥さん=印刷・デザイン=は、西陣など地場産業を担う中小企業を疲弊させてきた府政の問題点を指摘。「91年から06年までに2万7000軒の事業所が減少。減少率は19・4%で5軒に1軒が廃業した」と報告しました。また、現知事が約7億円あった国民健康保険の市町村への補助を年々削減し、08年にはゼロにしたことに触れ、「許せない」と怒りを表明。「門候補の掲げる政策なら中小業者が生きることができる。4月11日には、門府知事を誕生させよう」と呼びかけました。

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プラカードを掲げて、税務署までデモ行進
する参会者

 府知事選挙に立候補を予定する門ゆうすけさん(54)はいのちの平等を訴え、府民の暮らし再生や、地域経済を活性化する「中小企業振興基本条例」の制定や「住宅改修助成制度」の創設などを表明しました。また、「京都のたたかいは、参議院選挙にも大きな影響を与える」と強調。「消費税など庶民増税に反対し、財源は大企業などに応分の負担を求めることを、国にしっかり主張する知事になることを約束します」と力強く訴えると、「頑張れ!」と大きな拍手がわき起こりました。


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右京集会では、民商婦人部が寸劇を披露し、所得税法56条の廃止を訴えました

 集会後は、門さんを先頭に、右京税務署までデモ行進。テレビ局のカメラ撮影もあり、沿道の通行人などから注目を浴びました。
 民商会員のOさん=呉服販売=は「(商売の状況は)大変の度を超している。ここにいる人たちはみんな門さんに期待している。府知事選挙は頑張るぞ」と決意していました。


税の暴走列車を正しい軌道に
浦野広明立正大学教授が講演


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立正大学教授の浦野教授広明さんを迎えて「税金講演会」を行った奈良集会

 奈良・大和郡山斑鳩(いかるが)・生駒・天理の4民商と農民連や年金者組合などで構成する3・13集会実行委員会は11日、重税反対奈良集会を開催。立正大学の浦野広明教授を迎えて「税金講演会」を行い、100人が参加しました。
 浦野さんは「税の暴走列車を正しい軌道に」と題して講演。「民主党政権は『税制改革』と称して、納税者番号制や罰則強化など、放っておいたら私たちに大きな負担が強いられ、強権国家への道へ進む危険が増大する」と警告し、「今こそ増税・重税反対の国民運動を広げよう」呼びかけました。
 集会に参加した奈良民商のSさん=デザイン=は「民主党に期待したが、先生の話を聞いて、弱い者の味方ではないことがよく理解できた」と話し、大和郡山・斑鳩民商のTさん=建築=は「税金のとり方、使い方が間違っていることがよく分かった」との感想が出されるなど、好評でした。
 人で埋め尽くされた会場を見た生駒民商のMさん=建築=は「たくさん集まったら力が出る」と笑顔。準備に奔走した役員も元気が出ました。集会後は、三条通り商店街などを約40分歩いて、税務署までデモ行進しました。
 葛城・葛城北・橿原の3民商が参加した葛城集会では、ジャーナリストの大谷昭宏さんが記念講演を行い、一般市民の参加も含め1000人が集まりました。このほか奈良県内では、桜井集会、吉野集会も行われ、4会場合計で約2500人が集まり、重税反対をアピール。それぞれ集団申告を行いました。

   
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