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  トップページ > 税金のページ > 誰でもできる法人決算 > 全国商工新聞 第3183号9月7日付
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税金 確定申告(自主計算)
 

誰でもできる法人決算(3) パソコン記帳会

 「なんでこんなに税金が高いんじゃろう」「経費もあんまりないし、扶養家族もなかったら、すごいことになる」「青色申告の65万円控除って誰でもとれる?」「パソコンの会計ソフトに入れれば楽よね」―。こんな会話から山口民主商工会(民商)青年部がパソコン記帳会を始めたのが8年前。初めは民商事務所へ毎月1回夜に集まって、事務所のパソコンを使って入力していました。
 それまで確定申告の集計はできていましたが、入力会は「振替伝票ってなに?」からのスタート。複式簿記の仕組みを勉強しつつ、同時進行で領収書や預金通帳などを見ながら入力していきました。
 回を重ねるようになると「印紙代は何費?」と誰かがつぶやけば「租税公課! 783番(会計ソフトのコードナンバー)」と答えが返ってくるようになり、「ジュース代ってうちは福利厚生費にしてるけど、あんたんとこはどうかね」「領収書ないからダメかと思ってうちは経費にしちょらんかった」「出金伝票に書いとけば」など、みんなが先生になって教え合っていることもあります。
 大工の会員は1人親方の特例が2009年に廃止された時、青色申告を選択。特別控除を受けるようになったことがきっかけで入力会に参加するようになって7年になりますが、「1月には申告が仕上げられるし、気が楽でいい」といいます。
 山口民商では、複式簿記で記帳しているのは個人・法人合わせて33%を占めます。法人の会員も以前は民商の複式簿記講座に1カ月通って、手書きで試算表を仕上げていましたが、ここ数年はパソコンで記帳・決算をする人が増えています。月々の利益もつかめるようになり、節税対策や融資の申し込みも早めに準備できます。
 「誰でもできる小法人の決算・申告」パンフの活用を三役会で討議し、さっそく9月2日から毎週水曜日の午後に法人申告書作成の学習会を行うようになりました。パンフを読み合わせながら、自分で申告書が仕上げられる喜びをみんなで共有しようと話し合っています。

全国商工新聞(2015年9月7日付)
 
   

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