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大運動
参加者大きく広げ5.27国民大行動へ
悪政を打ち砕く力に
各地の民商 全商連総会成功と結び
 全国の民主商工会(民商)、県商工団体連合会(県連)が全国商工団体連合会(全商連)第47回定期総会の成功とともに「5・27国民大行動」にむけて奮闘しています。参加目標は7000人に迫り、昨年11月に開かれた「11・19国民大集会」の参加規模を大きく上回っています。

商店街を訪問後、「花よりだんごのつどい」に集まった高崎民商の役員、会員たち
大型バス5台も確保して
 群馬県連は4月初旬の常任理事会で「5・27国民大行動」に、200人の参加目標を決め、30日までに大型バス5台(地域の共同を含む)を確保、78人の参加を集約しています(5月15日現在)。改悪消費税による滞納と取り立てが深刻さを増すなか、「滞納と調査」を中心にしたチラシ12万枚余を折り込み、全商連総会に向けた拡大と集会成功めざす運動を一体にすすめています。
 前橋民商は23日に前橋市城東町に「地域ウオッチング」。4組に分かれて51軒を訪問、31軒と対話ができ、庶民大増税反対と憲法改悪反対署名それぞれ31人分が寄せられました。
 八百屋さんは「3月は消費税を払った。せめて2000万円まで免税なら…」。昨秋、県婦協の要請で「業者婦人の地位向上」署名を集めた理容組合役員は、介護・年金改悪に話が及ぶなかで「こういう署名は組合からも来ていた。小泉内閣はしょうがない」と語りました。印刷関連の業者は、「信金から借りたお金が返せない」と相談があり、今後、相談に乗りながら入会を勧めることになりました。
 高崎民商は23日、4月の「民商を知らせる統一行動」にとりくみ、8支部から16人が参加しました。行動は7組に分かれ、1組は問い合わせのあった業者を訪問して入会してもらい、6組は税金滞納対策の商工新聞宣伝紙と「庶民大増税反対」署名を持って商店街を訪問しました。
 40軒ほどの業者と対話。家具店では「嗜好品に課税するなら分かるが、食品にまでかけるのは納得いかない」と署名するなど28人分の署名が集まりました。
 終了後は事務所で「花よりだんごのつどい」を開催、12支部から30人が参加し、参加者が読者7人拡大の成果を持ち寄りました。

「大いに学び伝えたい」と
 秋田民商は参加目標を上回る13人が「5・27国民第行動」に参加します。
 同民商は4月中旬、全商連総会や「5・27国民大行動」に向け、支部長会議を開催。商工新聞を前面にした拡大を柱に、全16支部が月末まで支部役員会を開催しました。
 会議では、景気回復の兆しさえ見えないなか、3月末に亡くなった会員を含め、01年から6年間で8人も自ら命を絶つ異常な状況に、「相談してくれたら…」と、わが身のこととして真剣な話し合いになりました。
 今回のような大規模な集会に初めて参加することになった、旭川支部の佐々木多鶴子さんは、支部役員で仕事で参加できない夫の敏男さん=建築=に、「それなら、私でよければ」とすすんで申し出、支部の代表に。
 「秋田はとにかく景気が悪い。仕事さえあればみんな暮らしていけるのに。毎月、税金税金で大変です。集会ではたくさんのことを勉強して、みんなに知らせたい」と意欲満々です。

岐阜県連などが開いた庶民大増税反対の学習会には60余人が参加
大増税反対の学習会開き
 岐阜県連が事務局を務める国民大運動岐阜県実行委員会は4月21日、庶民大増税に反対する学習会を岐阜市内で開きました。
 「5・27国民大行動」に300人の代表団を送ろうと開催したもの。全体で約60人、民商から24人が参加しました。
 庶民大増税と憲法問題について神戸大学の二宮厚美教授が講演。主催者から代表団の組織や5月17日から3日間とりくむキャラバンでの署名や宣伝行動への参加が呼びかけられました。
 商工新聞読者の小島さんは「講演を聞いて元気が出た」とさっそく「庶民大増税に反対する署名」を55人分集めています。
 県内では、九つの地域実行委員会でキャラバンの具体化や代表団の組織が始まっています。そのなかで民商・県連は中心的な役割を果たし、123人の代表を送ろうと奮闘しています。

署名とビラで街頭宣伝を
 宮崎・延岡民商は4月16日、「5・27国民大行動」や全商連総会に向けて弾みをつけようと署名とビラで街頭宣伝をおこないました。
 当日は延岡市内で開かれた「お大師さん祭り」のため、人出が多く、参道に人があふれました。参加者は4人と少なかったのですが、2時間で署名を324人分、ビラを100枚渡しきりました。
 「この署名なら興味があるわ」と、かけよってくる婦人、女子中学生が、「私たちから税金を取るのはいやよね。チョ〜ムカツク!できたらなくしてほしいわ!」と、友達と仲良く署名してくれました。
 また「年金が下がりよるのに、税金を上げてたまらん!」と怒るお年寄りもいるなど好反応で、このまちの声を届けるのはやはり署名しかないと参加者はあらためて強く感じました。
 このお大師さん祭りは、商店街が中心となってお参りに来る方へ、「おせったい券」を渡して接待します。券をもらった人は、引き換え場で、おまんじゅう、ジュース、アイスなど、券と引き換えにもらえます。
 その商店街の人から、「頑張って。ご苦労さま」と券をいただきました。ジュースで渇いたのども癒され、参加したみんなの励みになりました。

5.27国民大行動「私も参加」
業者苦しめる政治を変えたい

神戸北民商 北風正二さん=管工事
 民商に入って、約23年。これまで民商といえば総会と確定申告期の班会に参加するだけでした。
 しかし年々、仕事の単価をたたかれ、仕事量は変わっていないのに収入は全盛期の半分に。暮らしが大変になっていた昨年、「困ったことはなんでも民商に相談してよ」と伊東久雄会長が私に声をかけてくれました。
 会長や事務局が仕事や生活の相談に乗ってくれ、あったかな気持ちに心を動かされました。そんな熱心な民商の役員と交流するなかで、私でも民商でできることがあるのなら、手伝いたいという気持ちになりました。
 そのうち私も役員と会員訪問などの活動をしていくなか、民商が政治を変えなければ、私たちの商売がつぶされる現状をいろいろ見てきました。
 「仕事がない」「消費税率が2けたになったら大変」など、私を含めて中小業者の本当に苦しい状況を見て、なんとかできないかと日々考えていました。そんな時、今回の国民大行動の参加の誘いがありました。
 今回初めての参加ですが、全国の業者の声を生で聞けるいい機会です。10万人規模の集会など想像がつきませんが、ともに今の政治を変えるために、元気に参加します。
 
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