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  トップページ > 全商連の活動 > 全国商工新聞 第3315号6月11日付
相談は民商へ

 
全商連の活動
 

前進に転じた組織に共感

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全体会で困難な中でも前進を勝ち取った各地の発言に大きな拍手を送る代議員たち
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表彰基準目標を達成した組織の代表に太田会長から表彰状が手渡されました

 「仲間の頑張りに、民商・全商連の歴史的使命に、涙が出るほど感動し、勇気をもらった」─。全国商工団体連合会(全商連)は5月26、27の両日、新潟市内で第53回定期総会を開催。全国各地の民主商工会(民商)から役員、代議員ら736人が出席し、今後2年間の活動方針など諸議案を採択。太田義郎会長(再任)をはじめ、方針実践の先頭に立つ役員を選出しました。

 「全国的に会勢を前進の軌道に乗せるたたかいの途上」にある中、どうすれば前進できるのか─。今総会では2年間の豊かな実践が報告され、前進に転じた組織の活動に確信が広がりました。
 常任理事会を代表して報告を行った岡崎民人事務局長は、風俗営業法(風営法)の過剰取り締まりやマイナンバー(共通番号)強要、建設業者への誤った社会保険の加入勧奨、消費税10%引き上げと複数税率・インボイス導入、高過ぎる税・社会保険料と強権的な徴収や滞納処分とのたたかい、法人決算も含めた自主記帳・自主計算・自主申告の活動などの教訓を紹介。民商の値打ちが浮き彫りになりました。
 広範な中小業者や青年業者にも興味と関心を引くテーマ・講師で学習会などを広く呼び掛け、「民商ならではの相談活動」で前進を勝ち取っているとの報告が実感をもって受け止められました。

多彩な実践報告
 1日目の12人の全体会発言では「2年間に、市や県、中央省庁、税務署など46回以上要請し、業者の生きた声を突き付け、空き店舗や住宅リフォーム条例を実現、不当な差し押さえを解除させた。行動に参加し確信を得た会員50人が『紹介』を広げ、15年ぶりに会員290人を回復。会員で全国牽引表彰を達成」(岩手・一関)、「料飲街を計8回、122軒訪問し、街のスナック守れ署名597人分を集め、商工新聞読者15人を拡大、会員31人を拡大し、4年ぶりに年間増勢に」(長崎・諫早)など多彩な実践に注目が集まりました。
 また、「会員同士が集まって話し合う」班・支部活動の重要性も指摘されました。「読者、会員とも52回総会現勢を突破。3年連続増勢をめざしている」と切り出した東京・足立西民商の代表。「自らの商売、暮らしを守り発展させるため、仲間増やしの仕組みづくりに努力してきた」と述べ、5年前に2%台だった班会開催率を8割に引き上げ、会員の3割が参加するようになり、事務局配達・集金をゼロにしたと報告。「会員同士が仲良くなり、家族ぐるみの付き合いも生まれた」と前進の教訓を語りました。

「民商は心強い」

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方針案など諸議案を賛成多数で採択した全商連第53回定期総会

 2日目は、29の分散会に分かれ、各地の取り組みを活発に交流。その後の全体会で、まとめ報告に立った岡崎事務局長は「歴史的転換期にどんな民商づくりを進めるか」と問い掛け、変化に対応した相談活動▽商工新聞中心の活動と班・支部づくり▽来年の統一地方選挙と参議院選挙を中小業者の要求実現の機会に▽全商連創立70周年を展望した取り組み─を強調しました。
 半年前に入会し、全商連総会に初めて参加した、鳥取民商の間屋口祐大さん=型枠大工=は「民商に廃業の危機を救ってもらった恩返しを」と言います。難病の娘を抱え、国民健康保険(国保)料約120万円を滞納し、市役所から差し押さえを迫られ、民商に相談。仲間の励ましで、事情も聞かず行き過ぎた滞納処分を行う市役所に抗議し、分納を認めさせました。「民商や全商連は、中小業者を守る、とても心強い団体。こんな団体があると知らなかったし、総会で聞いた各地の民商の活動は衝撃的だった。自分と同じように悩んでいる業者に『民商に相談したらいいよ』と声を掛け、一緒に商売を伸ばしたい」と明るい表情で語りました。

転換期に前進を
 新役員を代表して、太田会長があいさつ。「“新しい酒は新しい革袋に”との言葉がある。70年近い民商・全商連の“皮袋”に、歴史的転換期に業者全体の実利・実益を守り抜くという“新しい酒”を入れ、化学反応を起こし、民商をつくり直そう。380万中小業者の総団結をめざす先頭に立つ」と力強く述べました。
 加賀茂副会長が閉会あいさつ。「県知事選のさなかに総会成功へ尽力した地元・新潟の皆さんに心からお礼申し上げる。今日から新たなスタートを切り、3年後の全商連創立70周年へ、大志を持ち奮闘しよう」と呼び掛け、「団結ガンバロー」を三唱しました。

全商連共済会第25回定期総会加入と集団健診広げて
 「年に一度は健診を」の声掛けを広げ、仲間のいのちと健康を守ろう-。全商連共済会は5月28日、新潟市内で第25回定期総会を開催し、向こう2年間の活動方針、決算・予算など諸議案を全会一致で採択。鎌田保理事長(再任)をはじめ新役員を選出しました。全商連総会との連続開催は3回目です。
 前総会以降、静岡県連共済会が新たに会員加入率80%を達成。全商連共済会では会員加入率78.2%に達しました。(詳報はこちら)

全国商工新聞(2018年6月11日付)
 

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