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  トップページ > 全商連の活動 > 全国商工新聞 第2806号 11月12日付
全商連の活動
 

通信員のページ うちの民商はこれで元気
「駆け込み寺」で3課題が最高現勢
頼りになる「相談会

静岡・藤枝民商

 静岡・藤枝民主商工会(民商)は7月14日に第27回総会を開き、5年間連続増勢で商工新聞読者400人、会員360人を達成。商工新聞読者、会員、青年部員が最高現勢で、共済会員も昨年より増勢しています。全商連総会もある来年に向けて、さらに地域に根ざした大きな民商を建設しようと、読者450人、会員390人を目標に掲げ、奮闘しています。

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「税務調査の体験が聞けてとても勉強になった」と好評だった青年部の納税者権利学習会(9月19日、民商事務所)
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民商事務所で開催している月3回のパソコン教室も好評です
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地域ごと、業種ごとに会員のお店を紹介するホームページ。「問い合わせが多く仕事に結びついています」と喜ばれています
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3.13重税反対統一行動
 藤枝民商の対象地域は藤枝市、岡部町の1市1町。対象業者数は4612事業所、対象業者比7・8%です。
  今年の3・13重税反対全国統一行動では、西野雅好会長(57)=木工=が「今年も前年より民商の会勢を増やして確定申告を迎えました」と参加者を激励すると、大きな拍手が沸き起こりました。
  税務署長にも聞こえるようにと参加者180人全員が申し入れ書を大きな声で読み上げました。

三役先頭に訴え 5年連続増勢に
  西野会長は「私たちはかつて、藤枝税務署の民商つぶしを狙った攻撃を受けました。毎年の納税者としての権利の再確認が、会員の大きな自信につながっています」と話します。
  この間、「半年以内に税金が払えなければ差し押さえると言われた」など、以前にも増して税務署による滞納処分が強まっています。春の運動では「攻撃に負けず、営業と生活を守るために、民商をもっと強く、大きくしよう」と西野会長ら三役先頭にすべての班を訪問し、仲間増やしの意義を訴えるなかで紹介が広がり、会員13人を拡大。5年連続増勢の大きな力になりました。
  藤枝民商の入会者は7割以上が会員の紹介によるものです。「困ったときは民商に」「いつでも増勢に」の気風が会員の中に浸透してきています。その大きな力になっているのが、継続して年に5回ほど開催している「なんでも相談会」です。

ホームページで会員のお店紹介
  宣伝チラシにはこの間、民商に寄せられた具体的な相談内容とともに、「中小業者の駆け込み寺」を押し出し、手配りと新聞折り込みで藤枝市全世帯を網羅する約4万枚を配布。相談者が自分の都合に合わせて参加できるようにと、2日間連続の日程で昼と夜に開催しています。
  1月、2月に開催した相談会には、昨年の2倍にあたる計82人の相談者が来所。応対した役員らは、うれしい悲鳴を上げました。
  相談会にいつも参加している会計の青島林一さん(63)=建築=は「中小業者だけでなく、年金生活者、サラリーマンも相談に来ます。税金申告、医療費控除などの還付、新規開業など要求もさまざまですが、誰でもどんな相談にも丁寧に乗るようにしています。何回も相談に来る人もいます。でも、こうした相談活動をこつこつ続けることで、地域に頼られる民商になってきました。脱サラの新規開業相談も多く、入会してくれます」と話します。
  「安心して会員になっていられる」「入会も勧められる」と喜ばれているのが、毎月3回の記帳会、パソコン教室、7年間毎月相談会を継続してきた多重債務解決のための「かわごえ道場」です。
  また、会員同士の商売の交流と商売発展のためにと、名簿作成実行委員会が中心になってホームページに会員のお店を紹介し、念願の職業別名簿を完成させ、全会員に配布しました。

住民税減税求め青年部が要請に
  藤枝民商で元気なのは、なんといっても3年前に立ち上げた青年部です。部員は当初11人でしたが、現在は18人に。毎月役員会を開き、「今、青年業者が求めていること」をテーマに「納税者権利学習会」「必ず役立つ経営セミナー」「商売を語る会」「簿記学習会」などを企画。住民税減免を求めて藤枝市と懇談、要請行動もおこないました。
  部長の青島知良さん(38)=建築=は「これだけいろんな業種の仲間が集まっているんだから、何かしらこの場でつかんで次につなげていこう」と呼びかけ、知り合いの業者青年に民商の仲間になるよう勧めています。
  副会長の松永勇さん(59)=電気工事=は「相談会では、さまざまな要求に応えてきました。地域の業者、住民は困ったら、まず藤枝民商の相談会に来てほしい。どんな相談でも解決の糸口が見つかるはずです。来年の総会に向けて必ず増勢をかちとりますよ」と元気いっぱいに語ってくれました。
 
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