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  トップページ > 婦人部 > 全国商工新聞 第3306号4月2日付
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婦人部
 

粘り強く宣伝続けて 増税反対への思い

 「10%への引き上げは絶対中止」「複数税率もインボイスもいらない」─。大好きな商売を守ろうと、各地の民主商工会(民商)は消費税増税の中止を求め、運動を広げています。粘り強く署名・宣伝行動を続けている婦人部役員の思いを紹介します。

24年毎週欠かさず 埼玉・本庄民商婦人部 久保田佐和子さん=飲食

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24年間、毎週続けている本庄民商婦人部の宣伝行動

 婦人部では24年間、毎週欠かさず、消費税反対の宣伝・署名行動に取り組んでいます。当時の役員が全国の会議で消費税反対の署名に取り組んでいる話を聞いて「本庄でも頑張らなくちゃ」と奮起したそうです。
 私は初め、消費税は必要だと思っていましたが、消費が落ち込むにつれ、「増税に意味はあるのか」と疑問を感じるようになりました。12年前に民商に入会してから私も署名活動に参加するようになりました。
 先代から受け継いでJR本庄駅前で飲食店を営んで45年。当時は景気が良くて、たくさんのお客さんが店をにぎわせてくれました。5人の子どもを育てていたので、忙しくて目が回るほどでした。ですが、だんだん景気が悪くなるにつれ、駅周辺を歩く人が減り、駅前の店も減り、近隣の会社からの宴会や法事の予約も減ってきました。
 はっきりと実感したのは消費税が5%から8%に上がった時。年末年始の繁忙期も、驚くほど予約が減りました。10%に増税されたら客足はどうなってしまうのか。
 それに加えて複数税率とインボイス制度の導入が狙われています。出前やお持ち帰りがあり仕入れも食品以外があります。売上減少と実務の大変さを想像すると、とてもやっていけないと不安になるばかりです。
 学習する中で、消費税を上げなくても社会保障の財源はあることを学びました。私たちが払った税金は何に使っているの? 森友学園の決裁文書の改ざんが明らかになり、そんな政権に増税を語る資格があるのでしょうか。
 今こそ、10%への引き上げ中止を強く訴えたい。

厚い日も寒い日も 神奈川・厚木民商婦人部長 中山光子さん=飲食

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重税反対全国統一行動厚木集会でしゃもじパフォーマンスをする厚木民商婦人部の役員ら

 厚木民商婦人部が毎月第3木曜日、スーパーイオン前で消費税増税中止を求める署名活動を始めて67カ月になります。青い法被を着て、議員になったつもりでマイクを順番に握ります。暑い日も寒い日も欠かさず宣伝。やりたくないと思う時もありますが、「アベ首相はもうやめてほしいよね」「森友・加計問題許せない」「年金下がって消費税上がるなんて困るので、署名するね」など街の人たちの声に励まされて継続しています
 わが家は焼き肉店です。息子2人が経営者になって、100人近くが入る二つの店を営業しています。
 私が帳簿を担当し、民商の計算会で「うーん、うーん」とうなりながら仲間と一緒に申告書を仕上げていますが、資金繰りが大変。2店舗分の消費税を納めるのに四苦八苦です。8%になってから重税感をひしひしと感じています。
 私たちが必死になって納めた消費税は一体何に使われているの? トヨタ自動車には輸出戻し税で多額の消費税が還付されています。消費税は中小業者を痛めつけ、大企業を優遇する税制です。
 税率がこれ以上、上がったらうちの店はやっていけません。あきらめずに署名を集め続けたいと思います。

全国商工新聞(2018年4月2日付)
 

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