全商連トップページ
中小施策 税金 国保・年金 金融 経営 業種 地域 平和・民主 教育・文化 県連・民商 検索
 全商連とは活動方針・決議署名宣伝資料調査婦人部青年部共済会商工研究所発行案内入会申込リンク
  トップページ > 婦人部 > 全国商工新聞 第3002号 12月5日付

婦人部
 

商売に展望わいた 第1回業者婦人商工交流会=静岡県婦協

 「全商連60周年に向けて、業者婦人のパワーと元気を広げよう」―。静岡県婦人部協議会(県婦協)は11月3日、「第1回業者婦人商工交流会」を静岡労政会館で開催し、63人が集いました。商売について思いっきり語り合うとともに震災後の日本の将来について学びました。

Photo
12ブースの展示で商売をアピールし交流する参加者

 会場には、静岡茶、わさび漬け、衣類、小物など12ブースを出店し、参加者は買い物を楽しみながら交流を深めました。

6人が商売語る
 全体会では、静岡大学の鳥畑与一教授が「3・11後の日本がめざすべき方向を考える」と題して講演し、原発事故と被災者救済(二重債務問題)の政府の対応と国民が持つべき視点を学びました。
 「商売を語る」では、静岡民主商工会(民商)の会員が、演劇を通じて学んだ話し方を生かして多彩な講師をしていることを語りました。
 三島民商の会員は動物病院を開業した動機や苦労したこと、さらには人間に見捨てられたイヌやネコを何十匹と育てたことを話しました。また、殺処分されるイヌやネコを増やさないために避妊や去勢を広げる運動を進めていることを紹介しました。

Photo
自分の商売と人生を語る業者婦人

 浜松民商の会員=飲食=は夫の建具施工業を支えながら、20年来の夢だった農家レストランを開業したことを報告。収穫体験、演奏会などのイベントを開きながら商売に励んでいます。
 伊東民商の会員=家電・電気工事=は31年間、夫や息子と一緒に商売を続けるなかで、家族とお客さんに支えられた日々を語り、笑顔と感謝を忘れずに商売を続けたいと語りました。
 開業のきっかけを語ったのは着物の販売とリフォーム店を経営する藤枝民商の会員。洋裁の技術を生かした着物リフォームが評判になり、通信販売を勧められましたが、「対面で売ることにこだわった。今では『つむぎ』という店を構えて娘と一緒に頑張っている」と話しました。
 沼津民商の会員は1年間、大手のハウスクリーニング会社でクリーニングのノウハウを学び起業したことを紹介。沼津中の不動産会社に名刺を配って営業し、100件回ってやっと1件の仕事が取れたことや、女性ならではの細やかな仕事が口コミで広がり、顧客を得たことなどを話しました。

民商を大きく
 生きいきとした6人の発言を聞いた参加者は「自分もまだ頑張れる」「商売に展望が湧いてきた」と励まされました。
 最後に、全商連60周年に向けてパワーと活気で民商を大きくしていくことを確認しました。

全国商工新聞(2011年12月5日付)
  ページの先頭