消費税増税計画を行なう「社会保障と税の一体改革」
素案決定に断固抗議する談話

2012年1月6日
全国商工団体連合会
会長　国分　稔

　政府・民主党は、「社会保障と税の一体改革」素案で消費税増税を決定した。しかし、消費税増税は民主党の公約違反であり、一度も国民の審判を得ていない。素案は年金支給額の削減をはじめ社会保障は切り捨て、増税の負担は国民にだけ押し付けるものである。
　今でも国民・中小業者が苦しむ消費税率を１０％にすれば、国民の負担増は耐え難いものになることは明らかであり、素案の決定に厳しく抗議し、消費税増税法案の国会提出を許すわけにはいかない。
　全商連は、一貫して消費税増税に反対し、消費税が中小業者にとって、自腹を切って払う営業破壊税であり、景気を悪化させる最悪の税制であることを明らかにしてきた。国民各層との共同を広げ消費税増税、社会保障の改悪を阻止するため、全力でたたかうことを表明する。