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国保料滞納で差押? 分納表明で撤回=大阪・福島

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民商と力を合わせて差し押さえをストップさせた浜脇さん

 大阪・福島民主商工会(民商)の浜脇繁行さん=運送=は先ごろ、国民健康保険(国保)料の滞納によって大阪市から受けた差し押さえ予告について、分割して納付することなどを主張し、撤回させました。浜脇さんは「生活費が確保でき、本当に良かった」と笑顔で話しています。
 昨年10月17日、大阪市財政局税務部・債権回収対策室から「差押の予告」が浜脇さんのもとへ届きました。経営不振のために浜脇さんの所得は前年比で大幅に減少。13年度分の国保料は大きく下がりましたが、一定の所得があった12年度分の国保料が滞納になっていました。
 生活も事業も苦しい中でも浜脇さんは、昨年4月から9月までの間に滞納分5万円を納付。「差押の予告」が届く直前の10月2日にも1万円を納付して誠実に納付する意思を示し、滞納額も延滞金を含めておよそ10万円までに減らしていました。
 にもかかわらず市は「取引先から売掛金が振り込まれれば、そこから10万円を差し押さえる」と通知してきました。解決のために民商を訪れた浜脇さんは、翌週、事務局員と一緒に福島区役所・国保課に出向き、事情を説明。滞納の全額返済の意思があるので、性急な差し押さえはやめるよう要望しました。
 担当職員は当初、「市財務局からの差押予告なので、区役所ではどうにもならない。売掛金は給与とは違うので差し押さえ可能だ」と話していました。しかし振り込まれる売掛金は事業の支払いと生活費にも充てるものであること、これまでも誠実に滞納分を分割で払ってきたことを確認させました。職員も「そうですか。それなら相談しましょう」と交渉に応じ、差し押さえによる一括徴収ではなく、11月から毎月1万円を納付することで合意して、差し押さえ予告を撤回させました。

全国商工新聞(2014年1月6日付)
 

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