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トップページ > 金融のページ > 融資制度 > 全国商工新聞 第2859号 12月15日付

 
金融 融資制度
 

「緊急保証」活用し800万円の融資実現

残債を借り入れ、新規上乗せも

 「緊急保証」(セーフティーネット5号)を活用する運動が、大きく広がっています。東京・渋谷民主商工会(民商)のEさん=パン販売=は11月25日、「緊急保証」を活用して800万円の制度融資が実現しました。

 Eさんが借り入れた制度融資は金利が1・9%、返済期間は8年。これまでの借入金の残債650万円を借り換えるとともに、150万円の「真水」(新規に活用できる資金)を上乗せし、月々の返済は13万円(金利4%)から9万円に減額されました。「融資が実現し、これで年末を乗り越えることができる」と喜んでいます。
 Eさんは小麦など原材料の値上げで売り上げが減少し、資金繰りに頭を痛めていました。
 借入金の返済額が減らせないかと考えていたときに「商工新聞」(11月10日付)で「原材料価格高騰対策緊急保証」のことを知りました。
 借り換えをして「返済額をさらに減らしたい」と親しくしていた信用金庫の職員に相談したところ「セーフティーネット5号の認定を取り、安い融資に借り換えてはどうか」と提案されました。申し込み殺到の区役所は完全予約制で、10日間待たされましたが無事認定。運転資金を含めて800万円の融資を信用金庫に申し込み、11月25日に希望どおりの融資が実行されました。
 渋谷区内の倒産件数は9月までで170件、1750人が職を失うなど昨年を上回る倒産・失業となっています。「緊急保証」の認定を受けようと区商工観光課への申し込みが殺到し、10月31日から11月13日までの申請は656件に上っています。
 民商では「緊急保証」の活用を呼びかけ、現在、建設業者や広告関連業者が融資獲得に挑戦中です。

 
     
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