商売のヒント学び合い 仲間と語る会=香川・さぬき東民商
若手事業者の発言に大いに刺激を受けたさぬき東民商の商売を語る会
香川・さぬき東民主商工会(民商)は先ごろ、「第8回商売を語る会」を開き14人が参加しました。テーマを「人との巡り合い」とし、青年部員の大工、岡田龍治さんが報告しました。
岡田さんは、大工の父親のもとで、20歳から8年間修業。木材を加工するために、特性を見ながら印をつけていく昔ながらの墨付け技術などをしっかり身に付けました。プレカットの家づくりが増える中、こうした技術は貴重で応用も利くため、「今後増えてくるリフォーム要望にも対応できる」と自信をのぞかせました。
後に出会った徳島の親方からは、早く仕上げる方法や営業方法、人を引き付ける人間性など多くのことを学び成長できたと紹介。今後も「利益よりも技術で納得できる仕事をして客を満足させたい。これからもこのスタイルで人との関わりを大事にしたいし、民商での交流を大切にしたい」と報告しました。
その後の分散会では、「大手の建築会社は納期に追われて納得いく仕事ができない」「今後は大手の傘下で仕事をするか、職人の技で勝負をするか分岐点の時代だ」など建築業界の現状について討論。「この会も続けることが大事。仲間との話し合いで商売のヒントが得られる」と前向きな感想が出されていました。
全国商工新聞(2018年1月15日付) |