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経営や税制の疑問解決 法人のメリットデメリット学ぶ=群馬・高崎民商
司法書士を講師に招いて開かれた「法人化のメリット、デメリット」
群馬・高崎民主商工会(民商)経営対策部は9月20日、「法人化のメリット・デメリット」をテーマに司法書士を招いて学習会を行いました。法人化を検討している30〜50代の会員など13人が参加。経営や節税対策などについても交流しました。
講師は司法書士の松本紀佳さん。憲法、民法、会社法など法律の話から入り、財務諸表の見方など、会社経営について講演しました。
松本さんは「法人の社長は、法律を意識してほしい。財務諸表が分かるようにしてほしい」と強調。その上で、「法律家から見ると、法人はデメリットが95%もある。一方、法人にすると、自分の経営が見えるようになり、税制上の施策を使えるようになる」と、法人のメリットについても解説しました。
参加者からは「資本金は現金でなくてもよいのか」「相続税はかからないのか」「法人にすると節税対策になるのか」などの質問が相次ぎました。
松本さんは、質問に一つひとつ答えるとともに、節税対策の方法についても解説。参加した萩原誠副会長は「個人経営の時には、銀行は相手にしてくれなかった。法人になったら来てくれるようになった」と、法人のメリットについて紹介しました。
民商では、法人化を望む中小業者の要望に答え、学習会を継続していく予定です。
全国商工新聞(2017年10月16日付) |