多彩な話題学び合い 商売語る「連続講座」開催=東京・玉川民商
中小企業を取り巻く状況を学び、語り合う玉川民商の連続講座
東京・玉川民主商工会(民商)は9月23日、中小業者を取り巻く状況を学び、商売を語り合う「連続講座」を開き、24人が参加。「商店会は街の顔、中小業者の顔」のテーマで世田谷区の調査や商売の実態について議論しました。
各支部役員が報告者となって、「今まで商店街の人がお祭りの手伝いをしていたが、今はバイトを雇っている。お客さんが商店街で楽しく買い物できるよう、まちを明るくしないといけない」「20年ぐらい店をやっているが、ここ5年ぐらい接骨院や美容院、塾が多くなった」など商店街や街の変化などを交流しました。
日本共産党の桜井みのる区議が「区は、『商店街は区民の日常生活を支える公共的な役割を担う』と位置付け、新しい産業ビジョンをつくっている」と、区の産業基礎調査の内容を説明。区民から商店街に対する要望として、「品ぞろえ」「駐車場・駐輪場」などが出され、「商店街の利用目的」は「食料品を購入」「日用雑貨を購入」「飲食」だったという結果を紹介しました。
参加者は、「個人商店・個人事業の魅力が次の世代に引き継がれないとどんどん衰退してしまう。民主的な話し合いの場が必要」など商店会と民商の役割を深め合いました。
連続講座は、8月から1週間に一度の全4回の開催。これまでに延べ84人が参加し、平和と自然を生かす国・コスタリカや民商運動、区の政策などについて幅広く学び、議論してきました。
全国商工新聞(2016年10月31日付) |