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  トップページ > 経営のページ > 経営 > 全国商工新聞 第3154号2月2日付
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経営
 

入って良かった民商 商売を元気に

 「税金や国保料が払えず困っている」「融資を受けたい」「自分で記帳や申告ができるようになりたい」…。そんな中小業者の多様な要求に応えているのが民主商工会(民商)です。全国各地に572の事務所があります。地域に根ざす中小業者の営業と暮らしを守るため、仲間同士で励まし合いながら自治体や税務署、金融機関などとも交渉し、切実な要求を実現。「民商に入って本当に良かった」という声が寄せられています。

【記帳学習】経営者の力量アップ=石川・小松

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「理解できるまで何度でも教えてくれる。記帳は民商の魅力」と語る喜多さん

 石川・小松民商の喜多正和さん=設備工事=は、自分で記帳・申告を覚えたいと2014年3月に民商に入会しました。
 「申告ができるようになっただけでなく、経営者としてレベルアップできた」と喜びを語っています。
 民商との出会いは、損害保険加入時に知り合った代理店の民商会員から勧められたことでした。
 当時、税理士に頼んでいたものの、「記帳は勉強すれば必ず自分でできる」と勧められたことから、チャレンジしてみようと決意しました。
 14年の申告は寸前までバタバタでしたが、なんとか手計算で決算書を仕上げ、自分で申告書を作ることができました。
 今年はステップアップして会計ソフトを購入しました。65万円の青色申告特別控除を取ろうと挑戦しています。
 「意味を理解し、日々考えながら毎月確実に記帳することで、1年目がうそのように順調に進んでいる」という喜多さん。分からないことがあればすぐに聞けるのも民商の魅力です。
 「以前は経理のことは他人任せで、いま考えれば感覚的に商売をしていた」と話す喜多さん。記帳を覚え経費や売り上げを視覚化することで、客観的な経営判断ができるようになり、自分で商売している実感があるといいます。
 また、以前はきちんと検討せずに買っていたものでも、「売り上げアップにつなげるのに本当に必要なものか」など考えるようになりました。
 「民商に入って本当に良かった。仲間を増やし、いろんな経験を持った商売人と交流したい」と笑顔で語ります。

【消費税・国保】重い負担払える額に=北海道・函館

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国保料の「徴収猶予許可通知書」を手に喜ぶ函館民商の高山さん

 国民健康保険(国保)料の滞納分約80万円の支払いを求められ、市から“実行されなければ差し押さえする”と迫られていた北海道・函館民商の高山輝昭さん=そば店=は、民商で徴収猶予を学んで申請。その結果、2014年11月28日に市から「徴収猶予許可通知書」が届きました。差し押さえの不安が取り除かれ、商売に集中することができると一安心しています。
 高山さんは不況でここ数年、客数が減少した上に固定費や設備資金の返済などが重なり、2011年から国保料をやむなく滞納していました。
 14年6月、払いきれずにいた消費税22万円の換価の猶予を実現した高山さんは、国保料の問題でも民商と相談し、市に営業状態と生活実態を数字で説明。経費節減や設備資金借入の返済期間の延長を申請して、どうにか当期分の保険料を支払っていること、延滞分を含め滞納過去分100万円超は一括で払えないと訴え。地方税法第15条「その事業につき著しい損失を受けたとき」(第1項第4号)、「前各号の一に該当する事実に類する事実があつたとき」(同第5項)に基づき、「徴収猶予申請」を提出しました。その結果、同第5項に該当すると認められ、15年10月31日までの徴収猶予を勝ち取りました。
 「民商に出会っていろいろなことを学ぶことができました。商売はもうダメかな…と考えていたので、民商には本当に感謝の一言です」。明るい笑顔で、これからも商売を頑張って続けていきたいと話してくれました。

【融資実現】安心して営業できる=兵庫・灘

 兵庫・灘民商のTさん=運送=は2014年10月に民商に入会し、運転資金200万円の融資を実現しました。
 軽自動車1台で2011年に開業したTさん。まじめな仕事ぶりが認められ、受注先からの仕事が倍増してきました。
 運転手を2人増やして、中古の車両も増車して対応してきましたが、安定して仕事を続けるために運転資金が必要になりました。今まで資金調達に利用していた個人のカードローンでは対応できず、途方に暮れていたところ、同業者の民商会員から灘民商を紹介され、10月25日、事務所を訪ねました。
 これまで「小さい事業だから銀行の融資には縁がない」と思っていましたが、金利の低い制度融資の説明を受け「自分でも受けられるのか」と驚きました。民商と日ごろから懇談などを行っている姫路信用金庫に相談し、融資担当者と話をすると「民商さんからの紹介なら安心して貸せる」と力強い言葉が。さっそく担当者からアドバイスをもらいながら事業計画書を作成し、事業が順調に伸びていることや商売への意欲を盛り込み、神戸市の「おうえん融資」を申し込みました。
 その結果、11月28日に満額が実行。Tさんは「融資が下りてほっとした。さらに新しい仕事を受注し、一般貨物の許可申請をめざしていきたい」と笑顔で話しています。

全国商工新聞(2015年2月2日付)
 
   

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