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  トップページ > 経営のページ > 経営 > 全国商工新聞 第3152号1月19日付
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経営
 

自分の経営見直す事業計画連続講座=大阪・吹田

 大阪・吹田民主商工会(民商)の「事業計画書作成連続講座」が好評です。事業計画作りを通じ、自らの経営を見つめ直そうとスタートしたもので、毎年秋に定例化し、2014年の講座(4回)は第3弾。参加者は延べ25人に上りました。参加者からは「自分の経営を突き詰めるようになった」「社会とのつながりを考えるようになった」「民商の魅力がはっきりと見えてきた」などの感想が寄せられています。
 1回目は連続講座の流れと事業計画作成の方向性を説明。また、畳店を経営する副会長が、6年間にわたって事業計画書を作り続けてきた経験と、その中で地域商店のコミュニティーづくりやホームページの作成にチャレンジするなど、売り上げも伸ばし、経営を大きく変化させてきた経験について報告しました。
 2回目は経営理念の明確化です。(1)なぜ開業したのか(2)商売をする上で一番大切にしていること(3)これまで商売を存続できている理由 ―― など8項目で自分自身と商売を見つめ直すことを提起。その上で経営の基本姿勢、経営力向上の“種”を見つめる作業を行いました。
 3回目は自身の事業のSWOT分析(強み、弱み、機会、脅威)とクロス分析((1)強みにより機会を生かす手段(2)弱みによる機会を逃さない手段(3)強みで悪影響を回避する手段(4)弱みと脅威による最悪のシナリオにならないための手段)について交流。実践例も報告されました。
 4回目は、売上目標(年間、月別)、資金計画を含めた事業計画を持ち寄り、相互検討を行いました。
 最終回の講座には13人が参加。前回の連続講座で事業計画書を作り上げた吹南支部のTさん=建設機械のリース・修理=が、事業計画書作りの手応えと成果について「目標を明確にしたことで、仕事に向き合う姿勢も変わり仕事も増えた」と報告。その後、参加者は二つの班に分かれ、それぞれの計画書について意見交換し計画書を完成させました。
 また、事業計画書を作っただけにならないようにすること、年間だけでなく、月別の売上目標、利益目標などを書き込むことを確認しました。
 参加者からは「計画書を作るなかで、仕事が具体的になり、自分の夢がかなえられそうと前向きになった」などの感想が寄せられました。
 役員のNさんは「経営に真剣に取り組むことで、自分を見つめ直し、社会のあり方にも鋭い目が向けられるようになっている。民商活動への参加も活発になり、民商の魅力も増し、組織建設の大きな力にもなっている」と話しています。

全国商工新聞(2015年1月19日付)
 
   

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