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励まし合って経営守る 入ってよかった民商

 「税務調査に入られた」「融資を受けたい」「税金や国民健康保険料(税)が払えない」「売り上げを伸ばしたい」…。そんな中小業者のさまざまな要求に応えているのが民主商工会(民商)です。全国各地に約600の事務所があります。仲間同士で励ましあいながら自治体や税務署、金融機関などとも交渉し、切実な要求を実現しています。「民商に入って本当に良かった」との声が寄せられています。

融資実現、独立開業できた=大阪・福島民商

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念願の店をオープンさせた宮元さん(左)。右は激励にかけつけた大島副代表

 日本政策金融公庫(政策公庫)から410万円を借り入れた大阪・福島民商の宮元雄介さんは2月22日、念願だった自分の店をオープンしました。屋号は「おいし家 宮もと」。日本酒やワインに合わせて和菜・洋菜を楽しめます。政策公庫から一度は融資を断られましたが、再度、事業計画を見直し、民商の仲間と交渉したことが融資実現の力になりました。「今こうしてオープンを迎えられたのは、民商の皆さんのアドバイスがあったからこそ。本当に感謝しています」と笑顔で話しています。

15年間修業夢を描いて
 宮元さんはフランス料理と和食の店で15年間修業を積んでいましたが、実家が農業をしていることもあって、いつかは農・漁業者と連携した飲食店の経営を思い描いていました。路地裏に町家風情が残る福島区でぴったりの物件を見つけて手付金を払った宮元さんは昨年9月、それまでの仕事を辞めて本格的に開店準備を開始。資金を確保するため日本政策金融公庫(政策公庫)に700万円の融資を申し込みました。ところが、先に店舗を取得するなど計画性がないことや自己資金を妻名義の預金にしていたことなどを理由に謝絶されました。
 「店舗を先に取得したことがなぜ、いけないのか」。納得できなかった宮元さんはインターネットで情報を収集し、福島民商の存在を知りました。10月3日、事務所に出向いて相談。その場で入会し、「どうしても福島で店を開きたい」との思いを伝えました。

事業計画と交渉が力に
 宮元さんは事務局員からアドバイスを受けながら再度、事業計画を見直すことに。(1)計画全体を縮小(2)今までのつながりを顧客名簿にして顧客獲得の具体的な計画を立て(3)飲食店の福島民商会員をネットで紹介している「安心の店ネットワークのポータルサイト」(安心ネット)に加入する(4)実父を保証人とする-ことを決め、11月1日、「安心ネット」の大島正光副代表(福島民商副会長)と一緒に再度、政策公庫に出向いて410万円の融資を申し込みました。
 大島副代表は「安心・安全な食を消費者に提供するため安心の店ネットを立ち上げ、260人余りが参加している」などを融資課長に説明。前回、説明不足だったことを反省し、宮元さんは商売への思いや事業計画について丁寧に話しました。待望の融資決定通知が12月8日に届き、満額の融資を実現。「厳選された食材を使い、素材そのもののおいしさやデリケートな味の広がりを大切にしたい」と宮元さんは商売に励んでいます。

全国商工新聞(2014年3月17日付)
 
   

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