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  トップページ > 経営のページ > 経営 > 全国商工新聞 第2870号 3月9日付
 
経営
 

<連載・経営プラスより> 親子3人でチンドン屋と居酒屋経営

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    注目されてナマ演奏できるのが最高!
彩乃也純弘(さのや じゅんこう)さん=57歳・岡山民商会員

 親子3人でチンドン、もう13年になります。口上とサックスの私。歌って踊ってチラシを配る妻の詠子、長男の隆生(26)がチンドン太鼓で盛り上げます。
 今ではチンドン屋は珍しくて、中国地方ではうちだけになりました。愛知県や広島県などを回り、官公庁や大型スーパー、各地の商店街での仕事もありました。一軒一軒の店の前で、「お安くしますよ」と宣伝するとわっと人が寄ってきます。最近は、祭りのイベントや老人ホームからの依頼もあります。

 小学生のころから鼓笛隊で横笛を、高校時代はブラスバンドでフルートを吹いていました。バンドにあこがれ、キャバレーのバンドに就職。サックスに出会い、ダンス音楽中心に、むちゃくちゃ練習しました。お金のため、生活のためです。そのときは「チンドン屋みたいな音を出すな」と言われたものです。バンドマンとして20年間勤めました。

 結婚して岡山に帰りましたが、キャバレーはなくなり、バンドは解散。私はうどん製造工場で働きましたが、仕事で演奏したいという思いに駆り立てられ、たどり着いたのがチンドン屋でした。
 一昨年9月から居酒屋「彩乃也」を始めました。岡山市表町の千日前商店街にあり、午後4時から午前1時まで営業しています。ご希望なら、アルトサックスの生演奏付きでカラオケも。音楽教室もやっています。(手記)

電話 086-232-0383

   
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